2019年上半期において、多くのロレックスが目立って上昇していましたが、その結果、セラミックベゼルのモデルは、どれも100万円以上という印象になっていました。
しかし、全てがそうというわけではなく、この114060という存在を除いて100万円以上、といえる様子だったのです。
114060は、サブマリーナのノンデイト版というキャラクターであるため、その時代の新品は比較的実勢価格が安い傾向があります。この114060は「セラミックベゼルで唯一100万円以下で購入可能」となっていたわけですが、それは先の理由があるためで、不人気がもたらす安値ではなかったといえるのです。
そのため、多くのロレックスが値上がり傾向となっていた7月上旬において、この114060が100万円以上になるのは時間の問題だとも感じられたわけですが、その後ロレックスは人気モデルを中心に値下がり傾向となってしまいました。
その結果、この114060も100万円以上となるどころか、値下がり傾向となったのです。
7月に98万円という水準だった114060は、それから1ヶ月が経過した8月現在では約94万円という水準。
値下がりした額は、他の人気スポーツ系と比べると低めですが、それらと同様に値下がり傾向となっていることから、このモデルもまさに現在における大人気モデルだったということが分かったという気もします。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年7月 の安値(楽天) |
2019年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 114060 |
中古 | 0年 1ヶ月 |
¥980,000 | ¥945,540 | -34,460 | 96.48% |
この114060の値動きを腕時計投資.com相場で見ると、6月下旬頃にピークとなり、7月下旬から特に値下がり傾向となっている様子です。
116610LVなど、他の人気モデルの場合、4月頃から7月上旬にかけて上昇となっていた点は、この114060と同様である一方、それらモデルのグラフの「山」は114060よりやや高め。
そういった動きは、同じ黒ベゼルのサブマリーナ116610LNも該当するため、ノンデイトの値動きはデイトより弱いと感じます。
なお、2019年における114060の値動きは、「1月:約86万円、7月:98万円、8月:約94万円」となるわけですが、値下がり傾向の現在水準はでも、1月の水準を上回っています。
これはまさにピーク時から落ち着いたという印象になるわけですが、こういった値動きは116610LVなど他の人気モデルと同様だといえます。