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現在相場考察

コレクターズアイテム化、ロレックス「デイデイト」“オニキス文字盤”

2016年5月22日更新
ロレックスのデイデイトについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2008年5月の安値(ヤフオク)と2015年10月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この7年5ヶ月での変動は¥982,000だった。

デイデイト オニキス文字盤についての考察(2015年10月)


真っ黒の文字盤。バーも数字もない、インデックスなしの文字盤。デイデイトの希少物質文字盤に特徴するデザインですが、中でもオニキスダイヤルは独特の雰囲気を醸し出しています。デイデイトの1モデルながら、結構前から有名モデル。アイスブルー文字盤と同じぐらい有名な時計なのではないでしょうか。

ロレックス デイデイト¥1,362,900〜¥39,800,000(2024年11月21日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2008年5月
の安値(ヤフオク)
2015年10月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
デイデイト
オニキス文字盤
中古 7年
5ヶ月
¥798,000 ¥1,780,000 982,000 223.06%

そしてこの時計、近年値上がりしているのです。

例えば2008年の時計が全体的に高い頃、意外にオニキスデイデイトは評価されていなく80万円以下で入手可能だったのですが、そこから比べると100万円近く値上がりしているのです。

今インスタグラムを見ていても多くの時計コレクターの写真にコレ、結構登場します。

こんな怪しいデザインの時計、あんまり無いですから欲しくなる気持ち分かります。

私も今欲しい時計の1つです。

ちなみにオニキス文字盤、80年代の匂いがしますが、2000年に出た6桁リファレンスの新世代デイデイトでも存在する仕様です。

ちなみにダイヤ付きもあり、そちらはあえての2Pダイヤ

6時位置と9時位置に2つだけ存在するダイヤ文字盤モデルは、ダイヤ無し文字盤と同じような怪しさがあります。

なお、このオニキスダイヤル。

ベゼル仕様、デザインなどリファレンス以外の違いもあるので、相場を見るときは要注意。

最も今、ほぼ流通していない希少な時計なので比べたくてもサンプルが無いでしょう。

このデイデイト、金無垢アクアノートやノーチラスパワーリザーブと同じ感覚で、希少コレクターズアイテムになりつつある模様です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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