2019年上半期に上昇したロレックスは、2019年夏頃から値下がり傾向となりましたが、5桁など旧世代に関しては、「夏頃から値下がり」とはなっていませんでした。
しかし、そういった旧世代も近頃では値下がり傾向となっているモデルが多くなってきており、これまであまり目立った値下がりとはいえなかった16520に関しても値下がりが目立ちつつある様子です。
16520白文字盤は、現在約239万円という水準なのですが、これは3月と比べても6万円ほどの下落という状況。16520は、2016年12月以降、目立った値動きをする時期と、停滞する時期がありましたが、値下がりするということはこれまでありませんでした。
10月には黒文字盤が安くなっていたものの、そのときは、その判断が難しいという状況だったのです。
ちなみに、その時期、白文字盤は280万円以上という水準でした。
しかし、そんな16520は現在、複数の個体が260万円以下という状況となっており、2019年夏以前の水準と比べても、値下がり状態だといえる状況となっています。
また、白文字盤に関しては、ABランク以上の個体でも250万円以下という個体が複数あります。
ですから、今の状況では16520白文字盤は値下がり状態だといえ、2016年12月以降において、初めてはっきり値下がりといえる状況となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年3月 の安値(楽天) |
2019年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 白文字盤 16520 |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥2,462,400 | ¥2,398,000 | -64,400 | 97.38% |
16520は2016年12月以降、目立った値上がり傾向となり、中古腕時計の相場全体を牽引する存在といえるほどのインパクトがありました。
ただ、2017年夏頃に200万円前後となって以降は値動きが停滞気味となり、その時期から「牽引する」というポジションをノーチラス5711/1Aに取って代わられたという印象があります。
そんなノーチラス5711/1Aは、ロレックスの現行世代と同様、夏過ぎから値下がり傾向となっていたわけですが、16520のほうははっきり値下がりといえる状況ではなかったのです。
それが今回16520も分かりやすく値下がり状態となったため、これまで相場を牽引する動きをしていたモデルが、いずれも値下がり傾向となったということになります。