2019年7月以降、目立った値下がりとなったGMTマスター2の116710BLNR。
サブマリーナの116610LVとともに、現代の大人気モデルというポジションにいるこの時計は、以前からプレミア価格だったものの、2019年に入ってからその値上がりに更に拍車がかかりました。
3月には生産終了が発覚したのですが、それ以前から目立って値動きしていたため、生産終了ニュースをきっかけとした値動きはそこまで派手ではありません。
しかし、その値動きはその後も派手に動き続け、5月には170万円台という水準にまで達していたのです。
それが7月には値下がり傾向となり、150万円台まで下落。これは、5月と比べて15万円ほど安いということになります。
そして、8月には約149万円となり、7月時点からさらに8万円ほど下落。
7月、8月と2度に渡り目立った下落となった116710BLNRですが、8月の値下がりからは、意外と値動きしていない様子となっています。
それは現在でも同様で、現時点の約147万円という水準からも8月からそれほど値動きしていないということがいえるかと思います。
こういったことから、この116710BLNRの下落傾向には、一旦歯止めがかかった状態だといえるように感じます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年8月 の安値(ヤフーショッピング) |
2019年11月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
GMTマスター2 116710BLNR |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥1,498,000 | ¥1,479,900 | -18,100 | 98.79% |
2019年7月以降、この116710BLNRのように「現行世代」や「人気」といった要素を持つモデルの多くが目立って下落し、その値動きはそれ以降も続いていました。
しかし、この116710BLNRのように、近頃は値動きしない傾向のモデルが多く、値下がり傾向には歯止めがかかった状態だと感じます。
次の値動きがどうなるかは分からないため、「値下がりの可能性もあれば、値上がりの可能性もある」としか言えません。
ただ、2019年と同じように値下がり傾向となった2016年の事例を見ると、10月頃には今と同じく、あまり目立った値動きとなっていなかった傾向があるのです。
2016年も2019年同様、夏頃から値下がりが目立っていましたが、
となったのが、共通しているのです。
さて、そうなると気になるのは今後の動きですが、もしも2016年と一致した値動きが今後も続くならば、12月頃から特定のモデルが目立った値上がりとなり、それが相場全体を牽引するような存在感となるわけです。
そこまで一致するかどうかはまだわかりませんが、もしも12月頃から回復傾向となったならば、値下がり傾向な今の時期は、あとから見ると「かなり安かった」という感想となるでしょう。