時計コレクションをするような“時計愛好家”なら1本は持っているホイヤーカレラ1964年復刻版。
このモデル、1996年にデビューした時は限定版として発売され、その後限定数を解除されてから2001年頃まで生産されました。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年11月 の最安値(ヤフオク) |
2015年8月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
タグホイヤー
ホイヤーカレラ 1964年復刻版 (イエローゴールド、CS3140) |
中古 | 2年 9ヶ月 |
¥209,999 | ¥398,000 | 188,001 | 189.52% |
このホイヤーカレラ、現在の「カレラシリーズ」とは違いシンプルなラインナップでした。
具体的には、
・ステンレス 白文字盤
・ステンレス 黒文字盤
・イエローゴールド 白文字盤
の3種類しかなかったのです!
そしてこれだけ素晴らしいデザイン、レマニア製ムーブメント搭載という実力を備えながらもステンレスの中古相場は2000年頃から現在までずっと15万円前後。このイエローゴールドモデルも35万円前後で推移しています。
それが、この約18万円という値上がり額。
これまでカレラは素晴らしい時計だと言ってきましたが、これほどの値上がりというのは、はじめてです。
ただし、現在のカレラの価格は398,000円。
つまり、いつもの相場より5万円程度しか高くなっていないのです。
にもかかわらず18万円の値上がりはどういうことでしょうか?
要するに、2012年の相場が安すぎたのです。
しかし、2012年11月といえば、ロレックスなどは値上がり傾向にあった時期です。
そんななかこのような極端に安い時計があったという事実。
お宝腕時計は油断している隙にポッと出てきます。
もしもその時に“出物”を発見できれば、これほどの利益を得ることができた、という事例です。
しかし、このホイヤーカレラのイエローゴールド、最も時計相場が安い2010年とほぼ同額です。
金相場も上がっている現在、こんなに素晴らしい時計でこの値段は安いと思い欲しくなってしまいます。
私はこれと同じステンレススチールを所有しているので、イエローゴールドを購入すればステンレスと金の2本持ちとなってしまいますが、それはそれで“コレクション”としてはテンションが上がります。