ロレックススポーツモデルのような雲上時計、といえばパテックフィリップアクアノート、オーデマピゲロイヤルオーク、そしてこのヴァシュロンコンスタンタンオーバーシーズです。これら3種の時計はそれぞれクオーツ搭載のモデルを用意しているのですが、最もクオーツの存在感が強いのがオーバーシーズです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2011年10月 の最安値(ヤフオク) |
2015年8月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヴァシュロンコンスタンタン
オーバーシーズ クオーツ |
中古 | 3年 10ヶ月 |
¥319,001 | ¥453,600 | 134,599 | 142.19% |
このオーバーシーズ、文字盤にはっきりと「クオーツ」、「オートマティック」と書かれており、その姿はすこしばかりオメガシーマスターにも似ています。
そして、3年前ぐらいまでこのオーバーシーズ、機械式=オートマティックとクオーツの価格差が少ないという珍しい時計だったのです。
たとえばアクアノートの場合、クオーツと機械式の価格差は50万円近くになるのです。
このオーバーシーズ、クオーツの時計が欲しいなら良い選択肢となりそうです。
というのも、人気あるデザインにクオーツを採用しているメーカーが少ないからです。
例えば、ロレックスはスポーツモデルにクオーツを採用したことはありません。また、パテックフィリップアクアノートの場合でもクオーツのメンズサイズは5064Aの1種類しかなく、ステンレスブレスレットは選べなかったのです。
つまり、機械式の時計と同じデザインで(例えばステンレスケースにステンレスブレスレット搭載など)クオーツを選べる近代的なモデルはオーバーシーズとオメガシーマスターぐらいでしょう。
ステンレスブレスレットのスポーツタイプにクオーツという組み合わせ。ありそうで以外に無い(高級腕時計に限る)ので希少です。
ロレックスのようにステンレスブレスレットの時計は非常に普段使いしやすいため、日差が少ないクオーツの場合、より普段使いし易いと思うのです。
そして、クオーツのオーバーシーズ、なんと値上がり率が少ないのです。
オートマティックのオーバーシーズが60万円前後という相場の中、このクオーツは40万円台です。
かつて値段が変わらなかったのに、現在では10万円以上の価格差が発生しています。
よって、オーバーシーズ、
「高級腕時計だけど、楽に付けられる普段使いの時計」
として、買うなら良いかもしれません。
さらに、雲上スポーツ時計が値上がりしているなかで、値上がり率もまだまだ低いため値上がりする可能性も秘めているのです。