腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

コスパ良好、オリス『ビッククラウン』“デイデイト”

2016年5月27日更新
オリスのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2013年4月の安値(ヤフオク)と2016年5月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この3年1ヶ月での変動は0万4594円の値上がりだった。

ビッグクラウン デイデイト ラバーベルトについての考察(2016年5月)

オリスといったら、かつてドンキホーテで新品が4万円台で売っていた頃を思い出します。その頃、巷では高級腕時計ブームが起こり、近所のドンキホーテでもロレックス、オメガ、カルティエ、ブルガリが当たり前のように売られていました。

オリス(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2013年4月
の安値(ヤフオク)
2016年5月
の安値(楽天)
変動額 残価率
オリス
ビッグクラウン
デイデイト
ラバーベルト
中古 3年
1ヶ月
¥32,990 ¥37,584 4,594 113.93%

その時、ロレックス&オメガとは違う商品棚で売られていたのがこのオリス。

同じくスイス製機械式の腕時計ながら“高級腕時計”として扱われていなかったのが特徴的でした。

ただ、内容は

  • スイス製
  • 自動巻ムーブメント(ETA製)
  • ラバーベルト
  • と非常に実用的。

    しかも“裏スケ”仕様でムーブメントが見えるという付加価値付き!

    当時、裏スケの時計ってあんまりなかったので、この価格で“裏スケ”はすごく珍しい存在

    で、ムーブメントはETA。

    60万円クラスの高級時計でも採用されているムーブメントです。

    そんなORIS、オメガを買うならこっちを買おうかな、と購入を考えたこともある筆者ですが、いまいち「パンチ不足」といった感じで、これといった購入動機が無く買わなかったのです。

    しかし、価格に対して内容が良いだけに中古価格も安定。

    当時の新品価格と現在の中古価格、あまり差がないと言っても良いでしょう。

    また、スウォッチグループの方針により、現在ETAムーブメントが基本手に入らないため、ETA搭載ってのも希少要素の一つとなってしまいました。

    ただ、この時計。ラバーベルト仕様のため傷んでいた場合、交換費用が高いかもしれないので要注意。

    いずれにしても、この時計、ガンガン使えそう&時計好きのツボを押さえた内容のため、1本持っていても良いかもしれません。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
    本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。