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現在相場考察

凝縮されたツヤっと感、パテックカラトラバ5115J

2016年5月29日更新
パテックフィリップのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2007年冬頃の安値(タイムトンネル)と2016年5月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。このでの変動は¥601,850だった。

カラトラバ 5115Jについての考察(2016年5月)

パテックフィリップのスタンダードな時計、カラトラバパテックフィリップと聞いて、すっごく高くてありがたい、という印象をもって実物を触ると、なんともたよりなく、弱々しい時計と感じるかもしれません。しかし、だんだん見ているとその小さなケースの中にギュッと詰まった世界があるような感じがしてきて虜になってしまうのです。

パテックフィリップ(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2007年冬頃の安値(タイムトンネル) 2016年5月
の安値(楽天)
変動額 残価率
パテックフィリップ
カラトラバ
5115J
中古 8 ¥1,088,000 ¥1,689,850 601,850 155.32%

この間意外な場所でカラトラバをしている人を目にして、やっぱり良いな、と思いました。

意外な場所というのはショッピングモールのフードコート。

筆者が何を食べようかな、と思ってぶらぶらしていたところ、一人の男性の腕にツヤっとした時計があることに気づいたのです。

で、フードコートをぶらぶらすること2周目、その時計はカラトラバ5115G(ホワイトゴールド)だと分かったのです。

5115といえば、90年代後半の代表的なカラトラバ

リューズガード付きのデザインは賛否ありました。

同じくリューズガード付きの5107と見た目は少し似ていますが、こちらはエナメル文字盤がとっても評価されています。

やはりカラトラバスモセコのイメージ。

5115はスモセコやエナメル文字盤を搭載しながらも35mmというちょうどよいサイズ

96時代の30mmは実用的には小さいですし、最近の42mmは大きすぎる。

よって35mm前後が非常に使い勝手が良いということ、多くの人が気づいているはずです。

こういう事情を反映してか、5115は50万円以上の値上がり。

このような時計がありそうで無い現在、この価格帯でも欲しいという人がいるのも分かります。

ツヤっと感と使い勝手の良さ、そういう魅力が5115にギュッと詰まっているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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