パテックフィリップのスタンダードな時計、カラトラバ。パテックフィリップと聞いて、すっごく高くてありがたい、という印象をもって実物を触ると、なんともたよりなく、弱々しい時計と感じるかもしれません。しかし、だんだん見ているとその小さなケースの中にギュッと詰まった世界があるような感じがしてきて虜になってしまうのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2007年冬頃の安値(タイムトンネル) | 2016年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
カラトラバ 5115J |
中古 | 8 | ¥1,088,000 | ¥1,689,850 | 601,850 | 155.32% |
この間意外な場所でカラトラバをしている人を目にして、やっぱり良いな、と思いました。
意外な場所というのはショッピングモールのフードコート。
筆者が何を食べようかな、と思ってぶらぶらしていたところ、一人の男性の腕にツヤっとした時計があることに気づいたのです。
で、フードコートをぶらぶらすること2周目、その時計はカラトラバ5115G(ホワイトゴールド)だと分かったのです。
5115といえば、90年代後半の代表的なカラトラバ。
リューズガード付きのデザインは賛否ありました。
同じくリューズガード付きの5107と見た目は少し似ていますが、こちらはエナメル文字盤がとっても評価されています。
やはりカラトラバはスモセコのイメージ。
5115はスモセコやエナメル文字盤を搭載しながらも35mmというちょうどよいサイズ。
96時代の30mmは実用的には小さいですし、最近の42mmは大きすぎる。
よって35mm前後が非常に使い勝手が良いということ、多くの人が気づいているはずです。
こういう事情を反映してか、5115は50万円以上の値上がり。
このような時計がありそうで無い現在、この価格帯でも欲しいという人がいるのも分かります。
ツヤっと感と使い勝手の良さ、そういう魅力が5115にギュッと詰まっているのです。