パシャ38mmといえば白文字盤のイメージですが、2001年に発表されたコレは黒文字盤搭載です。このモデル「N950」というサブネーム“950”が表す通り、ベゼルがプラチナ製なのです。SSケースにベゼルだけプラチナといえば1999年にデビューしたロレックスのヨットマスターロレジウムが思い浮かびます。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2009年1月 の安値(ヤフオク) |
2016年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
カルティエ
パシャN950 クロノグラフ |
中古 | 7年 4ヶ月 |
¥495,000 | ¥402,000 | -93,000 | 81.21% |
そのヨットマスターロレジウムと同じ手法で、味の違うパシャ38mmとしてデビューしたN950。
通常の38mmと同じく
の3モデルが発売されました。
ただ、通常モデルと違い、全て革ベルトモデル。
ステンレスブレスレットモデルは存在しませんでした。
このN950、デビューした当初は結構注目されて、雑誌やら時計店やらで露出が多かったのですが、その後はそんなに注目されることはありませんでした。
ただ、デビュー時のインパクト故か、時計が全体的に安かった2009年ぐらいまでは50万円近い相場だったって事実もあったりします。
なお、注意点が1つ。
上の時計、似ているけどN950とは違う時計です。2004年クリスマス限定モデルで“非プラチナベゼル”。
黒かグレーかの差なのですが、画面で見ると写真写りの誤差と判断してしまいそう。
一番の見分け方はCARTIERロゴの下に
「AUTOMATIC」
があるか否か。
白文字盤の通常モデルやクリスマス限定モデルには「AUTOMATIC」表記があるのですが、なぜかN950にはその表記がありません。
N950も白文字盤同様ムーブメントは“フレデリックピゲ”。
ちなみに、オメガのフレデリックピゲ搭載モデル「ブロードアロー」と、手巻きムーンフェイズは見た目が似ているので、よく混同されるのですが、ブロードアローが非WGベゼルでムーンフェイズがホワイトゴールドベゼルです。
ホワイトゴールドとかプラチナのような銀色の希少金属って、パット見た感じわからないので注意が必要ですね。
なお、白文字盤もそうですが、近年かつて高値だったカルティエがお買い得な状況。
よって、この時計、2016年春に買う時計としては良い選択かもしれません。
ただし、革ベルト仕様のみなので、夏にはつけづらいという難点もあるってことを忘れずに!