フランクミュラーが“ポストロレックス”として注目され始めたのが2002年。その後「フランクミュラー」の知名度は時計ファンに限らずとも中高生から大人に至るまで多くの人に知れ渡るほどのものとなりました。で、同じ頃フランクミュラーとともに流行り始めたのがパネライ。このフランクミュラーとパネライ、知名度と相場が逆転しています。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年7月 の安値(ヤフオク) |
2016年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
フランクミュラー
カサブランカ 黒文字盤 ステンレスブレスレット 5850 |
中古 | 3年 10ヶ月 |
¥481,950 | ¥376,000 | -105,950 | 78.02% |
つまり、知名度はフランクミュラーのほうが上。しかし、相場はパネライのほうがはるかに上なのです。
かつてフランクミュラーの相場が50万円前後、という時にパネライは30万円前後ぐらいと思っていただければ分かりやすいと思います。
厳密にはパネライは25万円で買える時期が何回かあったりして、その価格差はもっとあったりします。。
で、そんなパネライ。
今では40万円以下で購入することはなかなかできません。
一方のフランクミュラーは、なんと30万円代後半で購入できるではないですか!
しかも一般的には人気とされる「黒文字盤」がその値段です。
通常、白文字盤か黒文字盤の選択肢がある時計って、皆さまご存知の通り黒文字盤のほうが高いのが当たり前。
しかし、最近のカサブランカは黒文字盤が安値です。
なお、カサブランカ、サイズが数種類あり、なおかつブレスレットか革ベルトかでも相場が異なります。
高い順&小さい順に、
2852>5850>6850
です。
一般的なサイズが5850で、6850は“マグナム”と呼ばれる巨大サイズ。
あまり出回っていないので希少性がありますが、ノーチラスの“ジャンボサイズ”のような強い付加価値があるわけではないのでつけやすい5850で十分です。
パネライを例に出すと、
44mm=5850
47mm=6850
と思っていただくと分かりやすいと思います。
この30万円代後半のモノは5850サイズのSSブレス。
つまり、一番人気の要素を兼ね備えたカサブランカ。
この時計、結構最近まで高かったのですよ。
ですから『腕時計投資を考えるブログ』がアメブロ時代、フランクミュラーは「投資価値がある」と書いたことは1度もありません。
しかし、最近多くの時計が値上がりしている中で、逆に値下がりしているフランクミュラー。
ここまで値下がりしてくれると、逆にお得だと思うのです。