パテックフィリップのロレックススポーツタイプのようなモデルといえば、アクアノートとノーチラスです。
アクアノートが登場したのは90年台後半と比較的最近ですが、ノーチラスの登場は1970年台までさかのぼります。その頃同じような内容でデビューしたのがオーデマピゲのロイヤルオークで両者ともジェラルド・ジェンタがデザインしたことは有名です。そして、ノーチラスもロイヤルオークも機械式とクオーツを用意するというのが常でした。
その文化を引きずってか、アクアノートの初代モデルにもメンズサイズで唯一クオーツモデルが存在します。それがこの5064Aです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2005年3月 の最安値(ヤフオク) |
2015年8月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
アクアノート 5064A (メンズ、クオーツ、ラバーベルト) |
中古 | 10年 5ヶ月 |
¥381,000 | ¥898,000 | 517,000 | 235.70% |
メンズサイズといっても小ぶりの33mmの方。機械式でいうところの5066と同一のサイズです。
アクアノートには、ラバーバンド(A)と金属ブレスレット(/1A)という2種類の見た目があるのですが、ラバーバンドの場合38mmの5065サイズのほうがかっこいいと評価する人が多く33mmよりも高値傾向です。
実は筆者、以前5064Aを30万円台で見かけた際に買おうかと考えたのですが、その際は24万円ほどする金属ブレスレットを別に買って、独自に5064/1Aなるモデルを作ろうかと思っていました。
クオーツで金属ブレスレットのアクアノートがあれば普段使いするのに最強じゃないですか!
しかし、そうは思ったもののそれを実行すると総額で約62万円になってしまいます。
当時の相場ですと十数万円足せば機械式の5066Aが狙えたのでもったいないような気がしていました。
それがこのクオーツアクアノート、5066などの相場が130万円以上まで上昇してしまったことに影響されてか80万円以上という相場となっています。
やはり強いブランドの強いモデルは値上がりしやすい。
それがクオーツという悪条件であったとしても、値上がりするということを痛感させられました。