デイトナビーチには、緑、青、黄、ピンクの4色がありますが、2015年から2018年頃にかけて「青」が最も見かけない傾向がありました。
ただ、2018年になると「青」が出現。それ以降は、中古市場で売られている様子を見かけることが珍しくなくなったといえます。
さて、そんなデイトナビーチの「青」ですが、デイトナビーチの中で最も高い傾向があります。他のデイトナビーチに対して“圧倒するほど高い”というわけではありませんが、デイトナビーチの中古相場において最も高い位置だといえるでしょう。
ちなみに現在、
という水準。
それらに対して、青は398万円ですから、今現在でも、やはり青が最も高いということになります。
さて、そんなデイトナビーチの「青」ですが、この1年での値動きもなかなかな水準だといえます。
2018年12月にこの「青」は328万円という水準でしたが、今では398万円。実に1年で70万円ほどの上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年12月 の安値(楽天) |
2020年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナビーチ青 116519 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥3,280,000 | ¥3,980,000 | 700,000 | 121.34% |
2019年といえば、上半期に値上がり、下半期に値下がりという値動きが目立ち、デイトナでもそのような動きをするモデルが多かった印象があります。
しかし、そういったことを考慮しても、このデイトナビーチ「青」は70万円の値上がり傾向となっているため、凄い動きだと感じます。
ちなみにこのデイトナビーチ、登場したのは2000年ですが、2010年頃にも生産された模様。ただ、2010年頃に製造されたのは「緑」、「青」と言われており、黄色やピンクは該当しないといった噂もあります。
ただ、各カラーの価格序列を見る限り、そういったことはあまり相場に影響していない様子です。ちなみに、この記事の個体はP番であるため2000年の製造となっています。
なお、「青」の文字盤にはターコイズ(トルコ石)が採用されており、希少価値が高いといえますが、そういったこともあまり相場には関係ない可能性があります。
なぜなら、「緑」にはクリソプレーズが採用されており、この青と同じく、腕時計の文字盤としてはレアな素材が採用されているのですが、現在最も安い水準となっているからです。
また、ピンクと黄は、それぞれ“ピンクシェル”、“イエローシェル”が採用されており、素材的なレア感でいえば、青&緑より弱いという感覚がありますが、黄色は高い傾向があります。
そういったことから、デイトナビーチの人気基準は、レア感と色そのものの人気度によるといった傾向があるのだと思います。