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現在相場考察

金属では表現できない白色の時計、シャネルJ12ホワイトセラミック

2016年6月6日更新
シャネルのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年3月の安値(楽天)と2016年6月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この0年3ヶ月での変動は¥-17,000だった。

J12 メンズサイズ ホワイトセラミック 自動巻 H0970についての考察(2016年6月)

シャネルJ12のホワイトセラミック仕様が出たのは2003年のこと。1年前の2002年にシャネル初の男性モノとしてデビューしたJ12シリーズを一気に人気シリーズにしたのはこのホワイトセラミックの投入がきかっけです。

シャネル(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年3月
の安値(楽天)
2016年6月
の安値(楽天)
変動額 残価率
シャネル
J12
メンズサイズ
ホワイトセラミック
自動巻
H0970
中古 0年
3ヶ月
¥297,000 ¥280,000 -17,000 94.28%

で、このホワイトセラミック。

時計ファンからも結構評判がよく、デビュー当時から2010年近くまでそこそこ人気の男性用スポーツウォッチでした。

人気の理由はやはりホワイトセラミックという珍しい素材を使ったことでしょう。

それまで、ブルガリのアルミニウムパネライのチタンモデルなど、変わり種素材を使った時計がありましたが、どれも金属という括りの中での“変わり種”でした。

しかし、そこにセラミックという金属とはゆかりもない陶器系の素材を投入。

で、そのセラミックでしか出せない色がこの白色でしょう。

よって、白色の高級感と耐久性のあるダイバーズウォッチはこのJ12しかなく、人気になったという理由もわかります。

だって、コレクションに1つ入れたいじゃないですか。いつもだったらサブマリーナというところにホワイトのJ12が加わればなんだか気分が晴れそうです。

しかし、それから時間が経って、お父さんの時計コレクションの中にあったJ12(男性用)は娘さんのところへと流れていってしまったのではないでしょうか。

今ではJ12は女性モノとしての印象が強く、そういう理由が原因なのか相場もかつてよりだいぶ安くなっています。

一時は中古でも50万円近くしたこのホワイトセラミック、今では30万円以下とエアキングと同水準の価格帯になっています。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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