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現在相場考察

2016年から95万円の上昇、サブマリーナ16618SGシャンパン文字盤

2020年1月16日更新
ロレックスのサブマリーナー16618SGについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年6月の安値(楽天)と2020年1月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この3年7ヶ月での変動は¥950,000だった。

サブマリーナ シャンパン文字盤 16618SGについての考察(2020年1月)

サブマリーナのラインナップは6桁時代から増えたため、その最高級モデルは『WGのバケットダイヤ』という存在になりました。

それは116559SABRという存在ですが、バケットダイヤのベゼルという仕様は5桁時代までサブマリーナでは考えられなかったわけです。

では、5桁時代における最高級仕様は何だったかというと、それは『YGのダイヤ文字盤』となるわけで、16618SGがそれに該当します。

6桁がデビューする以前、こういったサブマリーナは「ずいぶん高そう」と思ったものの、116559SABRのようなモデルが存在する今となっては、「5桁時代の高級モデルはシンプルだった」とすら感じてしまいます。

さて、そんな5桁時代の最高級モデルである16618SGは、現在どのような水準で購入可能かというと、それは283万円(シャンパン文字盤)というボトム価格。

280万円台というと、確かに高い価格ですが、これより高い価格帯の人気モデルが多々ある今の時代では、それほど高くないとすら思ってしまうのが面白いといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年6月
の安値(楽天)
2020年1月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
サブマリーナ
シャンパン文字盤
16618SG
中古 3年
7ヶ月
¥1,880,000 ¥2,830,000 950,000 150.53%

この16618SG、値動きはどのような様子となっているかというと、2016年6月との比較では95万円という値上がり状態。

なぜ、2016年との比較なのかというと、単純に、前回16618SGを取り上げたのが2016年6月だったからなのですが、その時期との比較で95万円もの上昇となっているのは凄いと感じます。

2016年といえば、夏頃に数多くのロレックスが安くなった時代です。とはいえ、2016年はアベノミクスから3年もの月日が経過していた時代であり、多くの人にとって「すでに多くの時計が値上がりした」と感じた時期だと思います。

筆者も以前より高くなった認識はありましたし、実際、「高くなったから買いたくない」といった意見を聞いたこともあります。

しかし、その2016年から今にかけてこの16618SGシャンパン文字盤は95万円という上昇となっているわけで、2016年に購入しても全く問題がなかったということになります。

むしろ、2016年に「以前と比べて高い」という理由で買わなかったのは、機会損失だったともいえてしまうのではないでしょうか。

そういったことが、この16618SGシャンパン文字盤の2016年から2020年の相場変遷で強く感じると思うのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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