ロイヤルオークといえば、初代の5402から14790時代に至るまで、青文字盤がメインとして展開されていたため、「青文字盤」の印象が強く、一番人気もそれという傾向があります。
しかし、中古市場を見る限り15400時代の青文字盤は、あまり見かけることがないと感じるわけで、「青文字盤」はどこへやらという印象にもなるかもしれません。
実際、青文字盤は決して無いわけではなく、白文字盤などとに対して「ずいぶん異なる価格帯にいる」から気づかれにくいのかもしれません。
現在の価格差はどうなっているかというと、黒文字盤が約246万円であるのに対し、青文字盤となると330万円という水準。実に、青文字盤は80万円以上も高い価格帯に位置しているわけです。
15400の青文字盤が、なぜこのような評価となっていうのかというと、それは「ブティック限定」という扱いだからなのですが、15300でもそういった傾向があります。
また、青文字盤だけ目立って高いという現象は、14790が現行だった時代にはなかったのですが、今では14790の青文字盤も他の文字盤色より目立って高いということもあります。
そんな青文字盤の15400STは、人気モデルだけあって2019年7月まで目立って上昇していました。
2018年12月から2019年7月の比較では、なんと70万円という上昇となっており、「青文字盤」の強さを見せつけた動きだったと感じます。
しかし、そんな青文字盤も今では2019年7月より値下がりしている傾向。2019年夏といえば、多くの人気モデルが下落しましたが、その例の通り、この15400青文字盤も値下がりしているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年7月 の安値(楽天) |
2020年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オーデマピゲ
ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.03 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥3,580,000 | ¥3,300,000 | -280,000 | 92.18% |
2019年7月に358万円という水準だった15400ST.OO.1220ST.03は、2020年1月現在では330万円という水準。実に、半年で28万円の下落となっているのです。
ただ、現在の330万円という水準は、実は2018年12月と比べると42万円の上昇といえる額であるのです。
2019年上半期に派手に上昇、2019年夏頃から下落といった人気モデルは、値下がりでも2018年水準より高い状態となっている傾向がありますが、まさにこの青文字盤もその事例。
そういった意味では、この15400ST青文字盤は、人気モデルの王道といった値動きだといえるかと思います。