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現在相場考察

ダイヤ文字盤2017年からの変化、デイトナ16523G黒文字盤

2020年1月21日更新
ロレックスのデイトナ16523Gについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年9月の安値(楽天)と2020年1月の安値(ヤフーショッピング)を比較し現在相場を考察。この2年4ヶ月での変動は31万8000円の値上がりだった。

デイトナ 黒文字盤 16523Gについての考察(2020年1月)

エルプリ搭載のデイトナといえば、16520という印象がありますが、16523はそのコンビ版。本来、16523のほうが豪華であるにもかかわらず、20年ぐらい前から、16520のほうが高いという相場が続いています。

そして、そんな16523にはさらに豪華なバージョンが存在。それこそがダイヤ文字盤仕様の16523Gなのですが、16523のバーインデックスとなる部分がダイヤになっています。

デイトナのダイヤ文字盤といえば、現在の仕様では、バケットダイヤでバーをそのまま演出しているようにも見えますが、この時代はドットダイヤ。もちろん、バケットダイヤのほうが高いわけで、バケットとドットでは、同じ“ダイヤ文字盤デイトナ”といっても、その相場はかなり異なるといえます。

そういった意味で16523Gにはお得感があるといえ、

  • エルプリ搭載
  • コンビモデル
  • ダイヤ文字盤
  • という上級要素があるにもかかわらず、安価に購入することができるわけです。

    では、過去と比較した値動きはどうかというと、2017年9月と現在を比較すると、約31万円の上昇となっている様子。2017年といえば、16520が目立って高くなった時代ですが、9月時点ではコンビの値動きは激しくなく、ダイヤ文字盤といっても120万円台で購入可能だったのです。

    本記事で参考とした中古腕時計

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    ロレックス デイトナ 16523G ブラック T番 メンズ ROLEX (中古)

    本記事の価格比較

    腕時計 状態 期間 2017年9月
    の安値(楽天)
    2020年1月
    の安値(ヤフーショッピング)
    変動額 残価率
    ロレックス
    デイトナ
    黒文字盤
    16523G
    中古 2年
    4ヶ月
    ¥1,280,000 ¥1,598,000 318,000 124.84%

    16523は2017年11月頃から徐々に値動きし、それまでの100万円前後という水準から110万円台、120万円台、130万円台というように変化していきました。シャンパン文字盤の場合、2017年1月時点では約98万円という水準だったのが、2020年1月現在では約133万円といったところ。つまり、3年での値動きが35万円程度となるわけです。

    そうすると、この16523G黒文字盤の2017年⇒2020年における値動きもほぼ同様という印象となり、16523デイトナは、この3年ぐらいの期間で30万円程度の上昇となったといえるかと思います。

    2017年の選択肢としては、通常文字盤、ダイヤ文字盤、どちらを選んでも同じような動きとなったわけで、いずれも正解だったということになるでしょう。

    ただ、ダイヤ文字盤のほうが価格帯が20万円程度高いため、お得感という意味では通常文字盤が勝ったという印象があります。

    なお、この世代のデイトナコンビモデルには、黒、白、シャンパン、グレー文字盤がありますが、1652316523Gでは、高値傾向となる文字盤が異なる様子。16523Gでは黒文字盤が白文字盤よりも高いのに対し、16523だと黒文字盤がボトム価格となっているのです。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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