2018年5月まで2014年水準をなかなか上回らなかったアクアノートの5167/1A。
その時期といえば、ノーチラス5711/1A青文字盤が目立って高くなっていたため、この5167も目立って上昇して不思議ではないと思われたのが、むしろ2014年水準より安いといった状況だったのです。
それが、2018年5月に2014年水準を上回って以降、5176/1Aは快進撃ともいえる派手な上昇へと変化。2018年5月の段階で約263万円だったのが、7月には約303万円、2019年4月には353万円へと上昇していました。
そして、2019年6月には約405万円となり、ついに400万円台という水準にまで到達したのです。
しかし、それは2019年6月という時期のこと。2019年といえば、8月前後という時期から多くの人気モデルが値下がりしたことは記憶に新しいでしょう。
実際、ノーチラス5711/1A青文字盤も9月には値下がり傾向となっていた様子がありました。
そうなると、このアクアノート5167/1A-001も値下がり傾向となっていて不思議ではないことになるわけですが、実際どうなっているかというと、やはり値下がりしている様子です。
5167/1A-001は2019年6月時点で約405万円という水準だったのが、2020年1月現在では365万円という水準にまで下落。実に7ヶ月という期間で40万円のマイナスとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年6月 の安値(ヤフーショッピング) |
2020年1月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
アクアノート 5167/1A-001 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥4,059,600 | ¥3,650,000 | -409,600 | 89.91% |
5167/1A-001の365万円という現在水準は、2019年6月の約405万円より40万円ほど安く、2019年4月の353万円より10万円ほど高いといえます。
こういった動きは、他の人気モデルと共通しているといえ、5167/1A-001の人気の高さを証明したような感覚があるといえるでしょう。
アクアノートのブレスレットモデルは、2010年代前半までノーチラスの3針モデルと価格的にも同じキャラクターだと感じましたが、ここ数年ではではずいぶん価格帯が離れているといえます。
それは、2018年5月まで2014年水準を上回ることがことがなかったということからも強く感じ、目立って上昇するノーチラスに対して、あまり値動きがない状態でした。
しかし、2018年5月以降は5167/1Aも目立って値動きするようになり、今では他のモデル同様「2019年上半期に目立って上昇、それ以降は下落傾向」という動きとなっており、値下がりながらも、アクアノートは「人気モデル」というイメージに沿った動きをするようになったと感じます。