ロイヤルオークといえばジェラルドジェンタの代表的デザインかつ、元祖三雲ブランドのスポーツウォッチです。1970年代にデビュー、ステンレスブレスレット搭載の防水モデル、ジェラルドジェンタデザインという全く同じ内容のパテックフィリップノーチラスは明らかにライバルだったのですが、現在の相場はライバルとはいえなさそうです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2014年夏頃の安値(タイムトンネル) | 2016年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オーデマピゲ
ロイヤルオーク ミディアム 自動巻 白文字盤 15000ST |
中古 | 2 | ¥699,800 | ¥780,000 | 80,200 | 111.46% |
ノーチラスとロイヤルオークって本当に似たような時計なのですが、比べるのが難しいのです。
その一番の難しさはロイヤルオークのラインナップの把握。
ノーチラスと比べるとロイヤルオークのラインナップはシンプルとはいえません。
確かに、ノーチラスも、通常サイズやジャンボサイズというサイズの違いやクオーツムーブメントモデルを出しているという点においてシンプルとはいえないかもしれません。
しかし、それでもラインナップの把握はロイヤルオークと比べるとだいぶ楽。
例えば90年代モデルの通常サイズであれば3800、ジャンボサイズであればパワリザ付きの3710/1Aとすぐに分かります。
一方のロイヤルオークは何がなんだかわかりません。しかも、ムーブメントも自社製だったりレマニア製やフレデリックピゲ製だったり様々なものが存在します。
特にクロノグラフなんかはわかりづらく、オフショアと通常のクロノグラフの差は説明するのに時間がかかるでしょう。
そんなロイヤルオークですが、最も人気が高い3針モデルはノーチラスでいうジャンボサイズかつ裏スケモデルの15300。
この15000は34mmで、ノーチラスでいうところの3800に該当すると言ってよいモデルです。
で、最近の相場は70万円台後半。
オーバーシーズ(三針モデル)よりも高いですが、ステンレスのノーチラス3800の半分以下の相場です。
そんなロイヤルオーク2010年冬頃の価格は30万円台後半(黒文字盤)。
その頃、オーバーシーズ(自動巻、メンズサイズ)とほぼ同じ相場でした。
それから比べると70万円台後半という現在の相場はかなり値上がりしているので良い傾向。
ただ、ノーチラス3800と比べると半分以下というのはなんだかお買い得な気もするのです。