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現在相場考察

ノーチラス3800のライバルなのだが半値、ロイヤルオークミディアム15000

2016年6月12日更新
オーデマピゲのロイヤルオークについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2014年夏頃の安値(タイムトンネル)と2016年6月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。このでの変動は¥80,200だった。

ロイヤルオーク ミディアム 自動巻 白文字盤 15000STについての考察(2016年6月)

ロイヤルオークといえばジェラルドジェンタの代表的デザインかつ、元祖三雲ブランドのスポーツウォッチです。1970年代にデビュー、ステンレスブレスレット搭載の防水モデル、ジェラルドジェンタデザインという全く同じ内容のパテックフィリップノーチラスは明らかにライバルだったのですが、現在の相場はライバルとはいえなさそうです。

(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2014年夏頃の安値(タイムトンネル) 2016年6月
の安値(楽天)
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
ミディアム
自動巻
白文字盤
15000ST
中古 2 ¥699,800 ¥780,000 80,200 111.46%

ノーチラスロイヤルオークって本当に似たような時計なのですが、比べるのが難しいのです。

その一番の難しさはロイヤルオークラインナップの把握

ノーチラスと比べるとロイヤルオークのラインナップはシンプルとはいえません。

確かに、ノーチラスも、通常サイズやジャンボサイズというサイズの違いやクオーツムーブメントモデルを出しているという点においてシンプルとはいえないかもしれません。

しかし、それでもラインナップの把握はロイヤルオークと比べるとだいぶ楽

例えば90年代モデルの通常サイズであれば3800、ジャンボサイズであればパワリザ付きの3710/1Aとすぐに分かります。

一方のロイヤルオークは何がなんだかわかりません。しかも、ムーブメントも自社製だったりレマニア製やフレデリックピゲ製だったり様々なものが存在します。

特にクロノグラフなんかはわかりづらく、オフショアと通常のクロノグラフの差は説明するのに時間がかかるでしょう。

そんなロイヤルオークですが、最も人気が高い3針モデルはノーチラスでいうジャンボサイズかつ裏スケモデルの15300

この1500034mmで、ノーチラスでいうところの3800に該当すると言ってよいモデルです。

で、最近の相場は70万円台後半

オーバーシーズ(三針モデル)よりも高いですが、ステンレスのノーチラス3800の半分以下の相場です。

そんなロイヤルオーク2010年冬頃の価格は30万円台後半(黒文字盤)。

その頃、オーバーシーズ(自動巻、メンズサイズ)とほぼ同じ相場でした。

それから比べると70万円台後半という現在の相場はかなり値上がりしているので良い傾向。

ただ、ノーチラス3800と比べると半分以下というのはなんだかお買い得な気もするのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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