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現在相場考察

約40万円で買えるフライバッククロノグラフ、ブランパン“レマン”フライバック

2016年6月12日更新
ブランパンのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2009年8月の安値(ヤフオク)と2016年6月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この6年10ヶ月での変動は¥32,400だった。

レマン フライバッククロノグラフ 2185F-1130-71についての考察(2016年6月)

クロノグラフという機能はETA製ムーブメント(7750など)を搭載したオメガなどが10万円台で販売されていることから、いつしか機能自体にありがたみを感じないモノとなってしまいました。しかし、クロノグラフという機能はパテックフィリップの位置づけではグランドコンプリケーション、つまり複雑時計扱いロレックスにおいてもデイトナは高級モデルの位置づけです。

ブランパン(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2009年8月
の安値(ヤフオク)
2016年6月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ブランパン
レマン
フライバッククロノグラフ
2185F-1130-71
中古 6年
10ヶ月
¥378,000 ¥410,400 32,400 108.57%

そして、このフライバックという機能はより高級なクロノグラフ

例えば、パネライの場合、通常のクロノグラフ(PAM00072)の倍ほどの相場がフライバック搭載モデル(PAM00060です。

時計好きには説明する必要がないでしょうが、一応フライバック機能のことを書いておきます。

フライバック機能の特徴は、通常のクロノグラフでは時刻計測を開始したら、それをいったんリセットしないと次の時刻計測できないのに対して、時刻計測をしている最中でもボタンをおせば次の時刻が計測できるという点。

この動画を見ればだいたいどんなものかわかると思います。

で、このようなレア機能のフライバッククロノグラフが約40万円で手に入るというのはとてもお買い得です。

しかも、仕上げが良く、100m防水という機能まで有しているブランパン

全般的にブランパンの時計、時計好きからみて良い時計なのに、知名度と人気の低さからかなり安価で買うことができます。

しかも、このフライバック、2009年からほぼ相場が変わっていません

というのも「ブランパン」というブランドかつ「フライバック」という機能があるこの時計、コレぐらいの価格が底値と言っても良いと思うのです。

よって、値上がりは期待できないとしても、値下がりもしなさそうなこの時計。

もしも買った値段と同じ値段で売れれば、0円でこんなに良い時計を使うことができるのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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