現在のノーチラスというとかつてジャンボサイズと言われていた、縦径が38mmの5711が主流モデルです。5711がデビューしたのは2006年のこと。そしてそれから、ノーチラスは200万円ぐらい出さないと買えないモデルへと変化していきました。で、5711が出るまでノーチラスの主力モデルだったのがこの3800です。
金無垢より高いステンレスの5711。
ちなみに、3800のステンレスも最近200万円ぐらいします。
3800がデビューしたのは80年代前半なのですが、それから20年以上、長らくノーチラスの主力サイズは縦径が33mmの3800でした。
5711のように縦径が38mmのモデルは俗にジャンボサイズと呼ばれていました。
で、90年代頃まで長らくジャンボサイズのノーチラスは製造されていないようだったのですが、90年代後半に「パワリザ」を搭載する専用モデルとして3710/1Aがジャンボサイズのノーチラスとして復活します。
ちなみに、その時アクアノートもデビュー。
アクアのノートとノーチラスは同じく33mmと38mmという2サイズ展開でした。
そして、これらが現行モデルだった時代、新品並行も中古も相場が変わらなかったのです。
よって、3800もプチコンを搭載する3710/1Aも対して値段が変わりませんでした。
しかし今となっては3710/1Aは約300万円。ジャンボサイズは高いのです。
とはいっても、3800も200万円前後という相場ではありませんか!
そこで、注目なのがこの金無垢モデルです。
という、この時計。
ステンレスモデルよりも安いではありませんか。
しかも、3800のステンレスモデルとくらべても50万円ぐらいしか相場に違いはありません。
パテックフィリップの金無垢モデル(しかも金ブレスレット)とステンレスモデルの差が50万円は激安だと思います。
ちなみにロレックス1982年の定価ではSSと金の価格差はこんな感じ。
6265(SS)の定価38万円
6265(金)の定価296万円
=約7.7倍
1680は
38万円
422万円
=約11倍
それが、今のノーチラス3800の金とステンレスの差は1.25倍です。
ちなみに、1.25倍という数字、サブマリーナのコンビモデルとステンレスとの価格差です。
これは金無垢ノーチラス、買いだといって良いでしょう。ステンレスの5711より金無垢のほうが安いなんてバーゲン相場です。