2019年上半期から目立って上昇し、夏頃から値下がりしたGMTマスター2の116710BLNR。
このモデルといえば、2013年にデビューした際からプレミア価格となっており、現代における大人気モデルの中心的存在という印象があります。
そのため、116710BLNRの値動きはなかなか興味深いといえるわけですが、2019年夏に下落傾向となったのはインパクトがあったといえます。
ただ、その際の下落は、人気ロレックスの多くで見られた現象だったため、この116710BLNRのような大人気モデルが下落傾向となるのは至って自然といえました。むしろ、その時期下落傾向となっていないほうが不自然だったといえたでしょう。
そんな116710BLNRは、2019年11月には下げ止まりとなった様子へと変化。そうなると「その後」がどうなるか、興味深い状況となっていたわけです。
さて、そんな116710BLNRの「その後」について、実は今1つの答えが出ている様子であります。
2019年8月頃から大きく値動きしていなかった116710BLNRですが、なんと今、久々に動いている状況。それは、値下がり値上がり、どちらの値動きなのかというと、なんと値上がり傾向であるのです。
現在、ボトム価格が約157万円(ABランク以上)という水準になっているのですが、これは2019年11月に対して9万円高くなっている状態です。
116710BLNRは2019年7月から下落傾向となり、11月には下げ止まりといった印象でしたが、今回久々に上昇したことにより、下落傾向を脱したといえる様子になったといえるのではないでしょうか。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年11月 の安値(楽天) |
2020年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 116710BLNR |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥1,479,900 | ¥1,570,800 | 90,900 | 106.14% |
116710BLNRは、2018年11月の段階で約129万円でしたが、2019年上半期に大きく値動きし、5月には約173万円という水準に達していました。
しかし、7月には約157万円という水準にまで下落し、8月には約149万円にまで安くなっていたのです。
7月8月と下落が続いていたたため、その後も116710BLNRはさらなる下落となっても不思議でなかったのですが、8月水準を下回ることがなかったため、11月には「下げ止まり」と判断することができたわけです。
そして、2020年1月の今、この116710BLNRは再度上昇となっているわけで、2019年7月と同水準にまで回復しているのです。
2019年夏頃から値下がりとなった人気モデルは多々ありますが、回復に向かう動きとなったのは、この116710BLNRが初めてといえるのではないでしょうか。
そういった意味では、今後ロレックスがどういった値動きになるのかということまで含めて、116710BLNRの値動きから目が離せない状況が続くと感じます。