2019年夏頃から、多くの人気モデルが値下がりしましたが、近頃では、回復傾向となるモデルが増えているように感じます。
このデイトナ116506もその1つだといえ、2020年2月現在の水準は2019年8月より50万円ほど高い様子となっているのです。
現在、116506は約789万円というボトム価格なのですが、実はこれ、2019年1月よりも高い水準であるため、これまで記事でお伝えした116506相場の中では、最高値。回復どころか、2019年上半期よりも値上がりしているわけです。
116506といえば、ダイヤ文字盤の116506Aという存在が目立った値上がりをする代名詞的な印象があります。116506Aは、2019年夏近辺においても値下がりすることがなく、それどころか数十万円単位の上昇となっていたほど。また、最近では“4ヶ月で90万円以上”といった値動きも見せています。
それに対して、116506のほうは、2019年8月に値下がりという様子になっており、その後も目立った動きとはなっていなかった傾向がありました。
ですから、今回の動きは、116506Aに追従するような動きといえ、やっと上昇傾向となったようにも感じるわけです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年8月 の安値(楽天) |
2020年2月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 116506 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥7,350,000 | ¥7,898,000 | 548,000 | 107.46% |
なお、これまで記事でお伝えした116506の最高値は、2019年1月の約767万円ですが、当時の消費税率は8%。それを10%換算とした場合、約781万円となるため、いずれにしても現在水準は最高値だといえます。
116506Aは、2010年1月に91万円ほどの上昇となり、約969万円という水準に達しました。その際、値上がりした理由として、116506Aに対する生産中止の噂を取り上げましたが、今回の116506の動きもまた、そういったことが関連するのではと思うほどの動きとなっています。
ただ、116506Aと比べると116506に対する「生産中止」という噂は少なく感じ、またそういった情報もややぼやけた印象があります。
116506が生産中止になったか否かは不明ですが、このような動きは116506Aに通じるものがあるため、いずれにしてもプラチナデイトナは凄い値動きになっていると感じます。
ちなみにこれまで記事でお伝えした116506の動きですが、2016年9月が548万円、2016年12月が約561万円、2017年7月が約602万円、2017年12月が約660万円、2019年1月が約767万円、2019年8月が735万円。そして、2020年2月現在の水準が約789万円となっています。