シードゥエラーディープシーといえば、近年ではグラデーション文字盤の「Dブルー文字盤」に注目度が集中している印象があり、黒文字盤はその影に隠れてしまうといったイメージがあります。
そういったことは、値動きからもいえるのですが、ディープシーの黒文字盤はあまり目立った動きをする傾向がここのところありません。
116660の黒文字盤は、2018年11月に108万円という水準だったのですが、2019年8月に約97万円にまで下落しています。
2019年夏といえば、多くのロレックスが値下がりした時期ですが、その値動きで多く見られたのは、「2019年のピーク時から落ち着いた」といった動きです。それに対して、このディープシーは、2018年よりも安い水準となっていたわけです。
これは、116660黒文字盤が、2019年上半期において“派手な上昇となっていなかった”ということもありますが、いずれにしても他のスポーツ系とは異なる動きだといえるでしょう。
さて、そんな116660黒文字盤ですが、2019年12月には回復傾向となっており、その際約105万円という水準に変化。
そして、それから2ヶ月後の今でも上昇は続いており、現在水準は約110万円台といった様子。
つまり、2018年11月を超えているわけで、久々に116660は高くなったといえる状況となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
|
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年12月 の安値(楽天) |
2020年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
シードゥエラー ディープシー 黒文字盤 116660 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥1,053,690 | ¥1,119,800 | 66,110 | 106.27% |
116660黒文字盤のこれまでの値動きですが、2016年8月に約84万円、2017年8月に95万円、2018年3月に約100万円、2018年12月に108万円、2019年8月に約97万円、2019年12月に約105万円、2020年2月が約111万円といった流れになります。
この動きを見て感じるのは、他のスポーツロレックスと比べて地味な動きというところですが、“動く年”と“動かない年”があるとも感じます。
ただ、2016年8月⇒2020年2月現在では、30万円近いの上昇となっているため、すごく地味な動きというわけでもありません。
とはいえ、「ディープシー」という印象からすると、意外と値動きしていないようにも感じ、不思議と「いかにも値動きしてそうだけど、実はそれほどしていない」といったお得感があるわけです。
これまでの値動き変遷を見ると、116660黒文字盤は、他のスポーツモデルと比べてあまり値動きしていないといえるため、お得感があるモデルだといえるでしょう。
特に、サブマリーナの116610LNのボトム価格が約108万円となっている現在、それとの価格差も3万円程度にとどまるわけで、かつてのディープシーの「高そう」という印象からすると、やはりお得感を感じます。