シーマスターと同じく無数に種類のあるスピードマスターですが、その中でも変わり種といえばコレ。変わり種なのは見た目だけでなく、チタン製というスピードマスターにしては珍しい仕様が重なっている時計なのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2014年3月 の安値(ヤフオク) |
2016年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター X-33 3290.50 |
中古 | 2年 3ヶ月 |
¥178,000 | ¥169,560 | -8,440 | 95.26% |
1999年にデビューしたこの変わり種スピードマスター。
デビューしてから現行の時計としてラインナップされていた期間が、時計ブームが始まった時期とちょうど重なります。
その頃って、今と違って郊外のドンキホーテやダイクマなどでも積極的に高級腕時計が販売されていました。
そして、そういう身近な環境で常にラインアップされていたのがロレックス・オメガ・カルティエ・ブルガリ。
その「オメガ」のなかにこの液晶搭載のX-33もいたのです。
ですから、当時高級腕時計に興味を持ってお店に足を運んだ経験のある人は、なんとなくこのモデルが印象に残っているのではないでしょうか。
「欲しい」と思わなかったとしても、ラインナップされている時計の中で異色な存在だけに頭の片隅に記憶された人は多々いるでしょう。
とはいえそれから十年以上たち、このX-33も新型へとモデルチェンジ。
当時のX-33(3290.50)を今見たら「あー、こんなのあった」と思い出すことになるのだと思います。
この時計、
- スピードマスターなのにクオーツ
- 高級腕時計なのに液晶搭載
とか、わかりきった不人気要素はあるのですが、相場は以外にも安定しています。
デイトナ16520が80万円台で普通に買えた2010年9月でも14万8000円。
パテックなどが非常に高かったリーマン前の2008年8月でも15万8000円。
そして、現在は約17万円です。
チタン+クオーツの時計ってかなり普段使いするのに使い勝手が良さそうで、そんな時計が安定した価格というのは、儲けを期待できないにしても、コレクションの1つとして良さそう。
アップルウォッチの登場でスマートウォッチが注目される現在、スマートウォッチの雰囲気を取り入れたオメガとしてなんとなく面白いな、と思ってしまったら買ってもそんなに損はしないかもしれません。
スマートウォッチ的オメガ、というか、Gショック的オメガというか迷うところですが。