GMTマスター2の116710BLNRとともに、近年大人気モデルの象徴的存在であるサブマリーナ116610LV。これまでも、相場は高いという印象でしたが、2019年上半期には、そのイメージを遥かに上回るほどの価格帯に到達しています。
その時期、116710BLNRが先に値動きしていましたが、3月になると「なぜそのような目立った動きとなっていたのか」ということに対する答えが分かりました。116710BLNRの生産終了が発覚したからです。
けれども、同じような値動きをしていた116610LVについては、生産終了とはなりませんでした。にもかかわらず、116710BLNRと同じような動きをしていたのです。
そして、それは今でも変わらず、116610LVは「生産終了」という要素を持つ116710BLNRと同じような動きをする傾向が続いています。
そんな116610LVですが、現在相場はどういったところかというと、やはり下落状態。
先日、116710BLNRが回復から一転して下落状態になっているということをお伝えしましたが、116610LVでも同様の現象が起きているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年2月 の安値(楽天) |
2020年4月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116610LV |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥1,518,000 | ¥1,350,800 | -167,200 | 88.99% |
2020年2月時点では、2019年9月に対して約7万円の上昇というように回復傾向になっていたのが、ここに来て再度下落。2月に回復した分が今回の下落でもとに戻ったどころか、2月以前の水準と比べても更に安いといったところです。
116610LVは、2020年2月に約151万円という水準でしたが、今では約135万円。実に2ヶ月で16万円ほどの値下がりとなっています。
現在水準は、2019年夏以降の水準としては最も安く、値下がりトレンド後の最安値更新といったところです。
ちなみに、どの時期と同じかというと、2019年1月から3月の間と同程度。2019年上半期の『目立って上昇を感じた』初期の時期に近い水準だといえます。
ちなみに、この記事の個体の次に安い個体はどういった水準かというと、約140万円。そして、その次が約141万円の個体が3つ(いずれも別店舗)といったところなので、2番目に安い個体を対象としても、2020年2月水準と比較して10万円程度の値下がり状態ということになります。
116610LVは2019年上半期にそれまで以上に目立って上昇し、2019年夏頃から一転下落傾向となりましたが、2020年になると回復傾向が見られました。
しかし、4月の今、その相場は再び下落傾向となっており、相場は再度安くなっている状況であるのです。