今の時代の「憧れモデル」といえばプラチナデイトナですが、それにはダイヤ文字盤の116506Aと通常文字盤の116506があります。
116506と116506Aの違いはダイヤだけにとどまらず、文字盤インダイヤルの色が違うため、その見た目は意外と異なる印象です。
以前のデイトナの場合、“高級なダイヤ文字盤”だったとしても、通常文字盤と価格が変わらないといったことがありますが、116506の場合は「ダイヤ」のほうが100万円単位で高いという傾向があります。
そういったことから、プラチナデイトナはダイヤ文字盤のほうが人気といえるわけですが、そのような印象は、相場からも感じることができました。
2019年といえば、夏頃に値下がりトレンドとなりましたが、その際116506は値下がりした一方で、116506Aについては値上がりが続いていたのです。
その頃、目立って値上がりしていたモデルはあまりなかったため、116506Aはかなり強いモデルだと感じました。
しかし、そんな116506Aも、今回の新型コロナによる値下がりトレンドは無視できなかったようで、現在値下がり傾向となっています。
では、116506はどうなっているかというと、こちらもやはり値下がり傾向。現在、765万円という水準なのですが、これは2月と比べて約24万円の下落であるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年2月 の安値 |
2020年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 116506 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥7,898,000 | ¥7,650,000 | -248,000 | 96.86% |
116506は、2017年12月の段階で約660万円という水準でしたが2019年1月には約767万円に達していました。
しかし、同年8月には約32万円の下落となり、その水準は735万円となっています。
ただ、2020年2月にはそこから回復。54万円ほどの値上がりとなり、約789万円という水準に達したのですが、これが今まで記事でお伝えした116506としては最高値であります。
そしてそれから3ヶ月後の今、新型コロナによる影響により116506は再び下落。現在水準は765万円となっているのです。
これは、2019年1月とほぼ同じ水準だといえますが、それより驚くのは2019年8月水準よりも高いという点です。
新型コロナの影響によって値下がりした人気モデルの多くは、2019年夏にも値下がりしていましたが、今回の下落によって2018年中旬並まで下落したモデルが多いように感じます。
それに対して、116506は2019年1月並となっているため、下落幅が小さいと感じるわけです。