1年に1回、2月から3月に変わるときだけ調整すれば良い、という“プチコンプリケーション”に収まる画期的な機構の永久カレンダーがこの「年次カレンダー」です。最初に出たのは1996年、初代は5035です。90年代後半からの時計ブームの際現行だったのが5035だけに「年次カレンダー」といえばそっちを想像する方も多いかもしれません。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年の定価 | 2016年7月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
年次カレンダー 5396G |
新品 | 6 | ¥4,158,000 | ¥3,880,000 | -278,000 | 93.31% |
5035が現行だったとき、
すごくかっこ良いと評価された、別の年次カレンダーがありました。
それがこの、ドイツのWEMPEという時計店とコラボして出した5125です。
で、5125のデザイン元とよくいわれるのが3448です。
いやー、5125かっこいいですね!
そして、3448はもっとかっこいいですね!
すごく良い。。
なぜ、パテックフィリップは5125を現行モデルにしないのか、と5035が現行だった時、筆者は思いました。
その願いが届いた?のかその後年次カレンダーは“三つ目”から“窓”にデザイン変更。
しかし、当時の文字盤はとても1920年代風な印象。
配置こそ3448ですが、デザインは全然それっぽくありません。
当時、最も近代的な3448系譜であるWEMPE5125を超えているとはいえませんでした。
しかし、2010年に文字盤デザインが変更。(上記のあくまでデザイン変更なのでリファレンス番号変わらず)
すると、非常にかっこいいじゃないですか!!
これぞ、近代的な3448。
2010年当時の定価は415万8000円。
新品定価で買ったとしても今の中古相場とそんなに遜色ありません。
ちなみに、2010年以前の旧文字盤は398万円という価格で2014年に取引されています。
WEMPE5125が時計相場が全体的に安い時でも500万円以上で平気で取引されていますから、現在の相場水準はそれと比べると安いといえます。