最近、人気の時計はステンレスでも300万円とか当たり前。そういうのは三雲ブランドのスポーツモデルに多いのですが、どうせスポーツモデルに300万円出すなら金無垢のほうがお買い得な気はしないでしょうか。ということで金無垢に目を向けてみるとだいぶお買い得であることに気づきます。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2009年10月 の安値(ヤフオク) |
2016年7月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター 白文字盤 16628 |
中古 | 6年 9ヶ月 |
¥1,100,000 | ¥1,436,400 | 336,400 | 130.58% |
それがコレ。
ヨットマスターといえば1992年に登場したスポーツロレックスの高級志向モデル。
当初は金無垢モデル限定でしたが、1999年に出した実質ステンレスのロレジウムが大ヒットしたりしています。
で、今金無垢スポロレの中で最も安いのがヨットマスターなのです。
ちなみに、現在のヨットマスターのラインナップは、
という2つに分かれるのですが、40のほうに金無垢モデルは無くなりました。
通常、生産終了となると注目されるスポロレですが、ヨットマスターの場合、40という名前に名称が変更になったり地味に金無垢だけラインナップから外れるというわかりづらさがあるのです。
そのため、全く注目されないヨットマスター16628の生産終了。
で、スポロレの金無垢モデルの中で安いということには、理由があります。
それは、当初金無垢専用モデルだっただけに、金無垢モデルの流通量が比較的多めなのです。
例えば、GMTマスターやサブマリーナはコンビの流通は多いものの、金無垢はレアな存在。
ちなみに金のサブマリーナは2013年1月においては118万円と当時の金無垢ヨットマスターと同価格ですが、今は高くなっています。
時計相場が全体的に安い時の金無垢スポロレの相場は約110万円ほど。
それからガバっと値上がりしたサブマリーナの金無垢に比べるとかなり低い値上がりの金無垢ヨットマスター。
ちなみにロレジウムのほうは45万円前後から62万円前後という相場まで上昇しているので、きちんとした比率で値上がりしています。
それでも金無垢ヨットマスター16628の約34万円という値上がりは立派な額ですが、現在の水準で金無垢スポロレがこの価格で買えるというのはお買い得、といって良いでしょう。
だってこの値段じゃ、かつてコレよりずっと安かったミディアムサイズのアクアノートだって買えません。
使い勝手も所有満足感も、もちろん豪華さも兼ね備えている金無垢スポロレが約144万円というのは、値上がりしてしまった5桁リファレンスのステンレススポロレを買うよりもお買い得感があると思いませんか?