現代を代表する人気モデル、GMTマスター2の116710BLNR。
2019年上半期の値動きは凄まじかった一方、夏頃からは値下がり傾向となった経緯があります。
2019年夏の下落トレンドは記憶に新しいですが、この116710BLNRはトレンドを先取りするかのごとく、早い段階で値下がりしていたといえます。
トレンドを先取りするかのような早い値動きは、2019年夏の下落トレンドに限らず、2020年年頭の回復及び2020年4月の新型コロナによる下落トレンドといった時期でも同様でした。
最も記憶に新しい値動きといえば、緊急事態宣言の終了に伴う回復傾向ですが、この117610BLNRは、2020年6月の第一週目に回復傾向となったのです。
さて、それから約1ヶ月の期間が経過したわけですが、この間も多くのモデルにおいて回復が見られている状況です。
そして、この116710BLNRにもこの1ヶ月という短期間で、しっかり動きがある様子。
それこそが、さらなる回復なのですが、現在116710BLNRは約154万円という水準になっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年6月 の安値 |
2020年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
GMTマスター2 116710BLNR |
中古 | 0年 1ヶ月 |
¥1,485,000 | ¥1,548,000 | 63,000 | 104.24% |
現在の約154万円という水準ですが、これはどの時期に近いかというと、2019年3月、7月、2020年1月水準だといえるでしょう。
116710BLNRは、2019年5月水準をピークとしてその後は値下がり傾向となりました。まだ他のモデルに目立った下落が見られなかった2019年7月の段階で、すでに値下がりとなっており、その際約173万円⇒約157万円という変化があったのです。
なお、2019年5月のピーク水準から現在に至るまでの116710BLNRの主要な値動きを示すと以下のようになります。
これは、この1年における全体的なトレンドを示すかのような動きだといえ、とても分かりやすい相場変遷だといえるでしょう。
具体的には、5月がピーク、7月から8月までが下落。11月に下落が止まった様子をみせ、2020年1月からは回復傾向に転じます。そして、4月には新型コロナによって再度下落したものの、6月から回復し、現在では2020年1月の回復時とほぼ同等といった水準に戻っている様子であるわけです。