このA40035には、この黒文字盤と銀文字盤があり、ストラップも革ベルトとブレスレットがあります。
そのため、相場を見るときはそれらに注意しなければならないのですが、黒文字盤ブレスレットは2014年と比べて値上がりしているといえる様子です。
2014年6月時点では、約14万円といった水準だったのですが、今では約22万円。10万円台から20万円台になるという変化を遂げたわけですが、このような動きはオメガダイナミックや復刻版ホイヤーでも同様だといえます。
2014年当時といえば、すでにアベノミクスから1年以上が経過していた時期で、腕時計も全体的に高い印象がありましたが、そのような環境下でこのA40035や復刻版ホイヤーは10万円台、オメガダイナミックは10万円以下という水準でした。
ですから、これらモデルは当時、高級腕時計の中古価格帯としては「激安」の部類に相当したわけで、そのような評価から値上がりとなるのは困難という見方もあったでしょう。
しかしながら、今となってはそのいずれもが上昇しているわけで、90年代後半の「名作」に対する評価がそれなりにされていると感じます。
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