4桁リファレンスのサブマリーナノンデイトとして最もポピュラーなのがこの5513でしょう。生産されたのが1980年代後半という4桁リファレンスにしては比較的新しいだけに日本ロレックスで近年まで修理受付してくれたという嬉しい要素も存在します。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2011年12月 の安値(ヤフオク) |
2016年7月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ ふち無し 5513 |
中古 | 4年 7ヶ月 |
¥300,000 | ¥1,150,500 | 850,500 | 383.50% |
そのため、日本ロレックスオーバーホール証明書付きの個体が結構存在しています。
ちなみに、オーバーホールしたのが上記のように2006年と比較的最近だと、文字盤デザインが“ふち無し”のアンティークっぽい見た目でも、蛍光塗料だけルミノバになっていたりします。
時計好きには半ば常識という知識でしょうが、文字盤下に書かれている「SWISS T」とか「SWISS L」という表示。
このTやLが示すのがまさに蛍光塗料です。
TがトリチウムでLがルミノバ。
1990年代後半頃まで、主に使われていた蛍光塗料はトリチウムなのですが、経年劣化で発光しなくなるというデメリットや発がん性物質が含まれているという、なんとも現代の日本社会で敬遠されそうなデメリットが存在。
それに対して近代的な蛍光塗料がルミノバです。
で、文字盤交換においてトリチウムがルミノバになるのは自然なこと。
しかし、そこで「ふち無し」の文字盤が「フチあり、SWISS L表記」にならずに、ふち無しのまま。
しかも「T」の表記なのはロレックスのすごい配慮。
つまり、旧文字盤をわざわざ現代技術で作っているロレックス。
そこまでしてくれるのであれば、いっその事パテックのように永久メンテナンス受付にしていただきたいです。
さらに欲をいえば「アーカイブ」も無料で発行してほしい。。
そうすれば、4桁リファレンスのロレックスは今以上価値が上がるでしょう。
日本ロレックスで防水性能がきちんと確かめられた4桁リファレンスのサブマリーナをつけて海で遊べる、なんてことも可能になるのにと思います。
とはいえ、そんなことを言わなくても5513の価値はうなぎのぼりと言っても良いほど上昇中。
かねてより「かっこ良い」と言われていていた5513ですが、近年世界的に非常に人気な時計となっています。
そんなわけで、大幅な値上がりを果たした5513。
ちなみに、デイト表示あり&クロノメーターというより高級な1680より5513のほうが高くなっています。(かつて1680を持っていた筆者としても5513のほうがかっこよいと思うので理解できます)
なお、上記の5513は過去価格、現在価格の両方とも日本ロレックスオーバーホール証明付きです。