昨日の記事で、116619LBが400万円台になったということをお伝えしましたが、同世代のYGモデルである116618LBはどうなっているのでしょう。
ここ3年ぐらいの事例ですと、116619LBが優秀な動きをしたと思っても、116618LBも同じように動いているということが珍しくありません。
2010年前後という時代においては、WG人気が高かったため、YGとの価格差が目立っていたのですが、今やサブマリーナにおいてWGとYGの差はほぼ無いという状況となっています。
ただ今回の値動きに関しては、サブマリーナのモデルチェンジに伴う影響という側面があります。
9月に現行として一斉デビューしたサブマリーナは、青サブ以外は黒文字盤となっていますが、青ベゼルのコンビ、YGだけに青文字盤が採用されるというルールだとえます。これは5桁時代に戻ったともいえるわけですが、その結果、生産終了になった6桁世代が上昇するという現象を生じさせたといえるでしょう。
とはいうものの、生産終了によって旧型ならではのデザイン要素となるのは、
の2つだといえます。
116610LVは緑文字盤、116619LBは青文字盤が採用されていましたが、いずれも今回のモデルチェンジで黒文字盤となったため、旧型がレアに見えるといえます。
そうなると、新旧が同じ雰囲気である116618LBは、あまり大きな値動きとならない可能性があるといえるため、116619LBとの価格差は開いていても不思議でありません。
では、116618LBの現在水準はどうなっているのでしょう。
現在116618LBは、410万円というボトム価格。これは116619LBのボトム価格とほぼ同様です。というよりも、3万円ばかり高いといった価格であるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年1月 の安値 |
2020年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナ 116618LB |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥3,170,000 | ¥4,100,000 | 930,000 | 129.34% |
今回、116619LBが400万円台という水準になって驚きましたが、116618LBも同様の水準となっていることにはもっと驚きます。
116618LBの場合、前期のいわゆる「マットな青文字盤」と後期のサンレイ文字盤がありますが、より6桁世代らしいのは前者だといえるでしょう。
この6桁らしいというのは、5桁などその他世代では採用されていない、半ばご法度のようなデザインをあえて採用されたというレア感なのですが、そのような味わいを感じられるのが前期文字盤であります。
しかしながら、今回の値動きでは後期文字盤でも410万円。なぜか大幅に値上がりしているのです。