デイデイトといえばロレックスの最高級モデル。ラインナップされる素材は金かプラチナで、ステンレススチールの時計が存在しないことで有名です。
デザイン面では「プレジデントブレス」や“ギザギザ”感のある「フルーテッドベゼル」が一番ポピュラーで、金ピカのイエローゴールドが定番という印象があります。
そんなデイデイトがフルモデルチェンジをしたのが2000年。
エクスプローラやデイトナとは違い、少変更の6桁リファレンスというわけではなくフルモデルチェンジ、本気の6桁リファレンスとして登場しました。
大きな変更点はポリッシュベゼルや3連ブレスレットの初採用、ピンクゴールドモデルの登場です。このバリエーションの登場によりデイデイトは若返りのイメージを図ることに成功します。(6桁リファレンスにおいてもかつてのようなプレジデントブレスやフルーテッドベゼルを搭載したデザインのモデルは存在していました)
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2011年11月 の最安値(ヤフオク) |
2015年8月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイデイト 118209 (銀文字盤、ホワイトゴールド) |
中古 | 3年 9ヶ月 |
¥1,380,000 | ¥2,080,000 | 700,000 | 150.72% |
そんな6桁リファレンスのデイデイト、丸い厚みを帯びたフルーテッドベゼルや立体感のある文字盤ダイヤのデザインが人気で登場した当初から通常のデイデイトより当然高い価格で取引されていました。
しかし、デイデイトはロレックスが定める最高級モデルでありながら、デイトジャスト系と同様「ドレスウォッチ」という扱いが並行輸入ショップ界隈ではなされています。さらに100万円以上という高価格帯になるとパテックフィリップなどがライバルになってくるため、ロレックスという強いブランドの最高級モデルでありながらそこまでありがられない存在という時計なのです。
ただし、プラチナ専用のアイスブルー文字盤に関しては結構多くの人から憧れの対象となっています。とはいっても、こちらは300万円以上。簡単に手が出せる時計ではないのです。
そんな6桁リファレンスのデイデイト、最も流通しているのはホワイトゴールドに銀文字盤、フルーテッドベゼル&3連ブレス採用のこのモデル(118209)ではないでしょうか。
この118209、もっとも時計相場が安い2010年頃は上記のような価格でゴロゴロしていました。最も、その時期はサブマリーナのイエローゴールドモデルも似たような価格だったため、特別お買い得というわけではありません。
それが現在どのモデルも200万円以上という相場に変化。
軽い気持ちで1本買っておけば今頃70万円の値上がり、というわけだったのです。