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現在相場考察

4月水準に対して約80万円の上昇、15400ST.OO.1220ST.02

2020年9月26日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.02について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年4月の安値と2020年9月の安値を比較し現在相場を考察。この0年5ヶ月での変動は¥808,000だった。

ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02についての考察(2020年9月)

オーデマピゲロイヤルオークは、元祖雲上スポーツという存在ですが、中古相場の観点では、2017年の年末頃まであまり目立った値動きをしない傾向がありました。

けれども、2018年からは15400STなど比較的新しい年式を中心に値動きが活発化。今では、14790STなど、2000年前後の世代を含め、全体的に値動きしている印象があります。

そして、15400STに関しては、2018年以降、いわゆる「人気腕時計な値動き」という様子となっており、値上がりトレンドでは「上昇」する一方、下落トレント時には「しっかり値下がり」していた様子があります。

2019年といえば、上半期には値上がり、夏頃から値下がりトレンドという傾向がありますが、この15400STは、10月にしっかり値下がり。2019年8月に265万円という水準だったのが、2019年10月には約249万円にまで下落しています。

ただ、4月の新型コロナによる値下がりトレンド時にはそこまで影響を受けることなく、むしろ回復する事態となっていました。

とはいうものの、15400STの値動きは2019年8月以降停滞していたといえ、1年近くにわたって260万円前後といえた側面があるといえます。

しかし今、そんなロイヤルオークに異変が起きているのです。

長らく記事で追ってきた15400STは、銀(白)文字盤の15400ST.OO.1220ST.02ですが、一時売出し数がゼロになるという事態になっていました。

その際、15300STの銀(白)文字盤や15400STの他文字盤色などはかなりな値動きとなっていた印象だったため、この15400ST.OO.1220ST.02がどういった値動きとなるのかが興味深かったのですが、現在その価格帯が分かる状況となっているのです。

では、どのような水準となっているかというと、15400ST.OO.1220ST.02はなんと約338万円という状況。

これは、4月水準に対して約80万円の上昇という様子ですが、このような価格変動はノーチラスもびっくりといったところ。「さすが雲上スポーツという感想になります。

本記事で参考とした中古腕時計

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AUDEMARS PIGUET オーデマピゲ ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02 中古 382902

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年4月
の安値
2020年9月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15400ST.OO.1220ST.02
中古 0年
5ヶ月
¥2,580,000 ¥3,388,000 808,000 131.32%

15400ST.OO.1220ST.02を最初に記事で紹介したのは、2016年10月のことですが、その時は約127万円という水準でした。

その後15400ST.OO.1220ST.02は目立って動くことがなかったため、記事化する機会がなく、次にその様子をお伝えしたのは2018年1月になってからのこと。その際、15400ST約176万円というボトム価格となっていたのですが、これは2016年10月水準に対して約48万円の上昇でした。

それから、15400ST.OO.1220ST.02はそれなりに値動きしていったのですが、2019年8月に265万円となって以降は値下がりし、先のようにその値動きは停滞気味となりました。

そして今回、久々に派手に値上がりしたわけですが、その上昇額は80万円という規模。度肝を抜く値上がりとなったと同時に、300万円以上という水準となったわけです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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