ここ最近、ロイヤルオークが目立って上昇している傾向がありますが、先日お伝えした15400STは、2020年4月と9月水準との比較で約80万円の上昇となっています。
15400STといえば、2012年に15300STの後継モデルとしてデビューした存在ですが、その際の変更点はケース経の拡大だったといえます。
15300STが39mmだったのに対し、15400STは41mm。腕時計は「大きいほうが高い」という傾向があるため、15400STのほうが高いのですが、15300STのほうがオリジナルロイヤルオークの雰囲気に近いといえます。
15400STと15300STは、同じ時代に併売されていたわけではありませんが、どことなくエクストララージとラージ、もしくはラージとミディアムといった印象があり、どちらも同じような動きをするという印象があります。
では、現在の15300STはどういった水準となっているのでしょう。
その答えは、約269万円というボトム価格なのですが、これは1ヶ月前と比べて約19万円の上昇であります。
「1ヶ月で20万円近い値上がり」というと、インパクト大ですが、実は15400STと比べると地味ともいえます。
今回取り上げている15300STは、白文字盤の15300ST.OO.1220ST.01ですが、その後継といえる15400STのボトム価格は、現在約338万円。
少し前まで、15400STと15300STの価格差は30万円ぐらいという印象がありましたが、現在では約69万円という差になっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年8月 の安値 |
2020年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オーデマピゲ
ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.01 |
中古 | 0年 1ヶ月 |
¥2,499,000 | ¥2,695,000 | 196,000 | 107.84% |
ロイヤルオークは最近目立った値動きをしているため、記事での登場頻度も高く、15400STといった比較的新しいモデルだけでなく、15000ST、14790STなどの旧世代も動きている様子があります。
そしてこの15300STも、それらと同様目立った上昇という傾向ですから、何ら珍しくない動きをしているロイヤルオークの1つといえるのですが、15400STとの価格差が過去より広がったという観点を考慮すると、意外とお得なのではないかと感じられるのが面白いといえるでしょう。