近頃、K18モデルが高くなっている印象がありますが、特にブレスレットまでK18のモデルが分かりやすく上昇している印象があります。
そういった金無垢腕時計が、全体的に分かりやすく値上がりするのは、金相場の上昇による影響があると思われますが、これほどまでに激しく値上がりしているのは珍しいといえます。
現在、K18ブレスレットのロレックスが特に上昇しているのですが、それらの値動きはいずれも数十万円単位といったところであるのです。
これまでK18モデルの値上がりをお伝えしたする際、それらが同じ時期に値上がりしていたという感覚は、筆者として記憶にないのですが、今回の動きでは全体的に値上がりしているといえます。
それに該当するモデルの事例は、この1ヶ月ぐらいの間に何度か記事化していますが、デイトナ116509、サブマリーナ116618LB、116619LBなどがそれに当てはまります。
それらの変動額は“数ヶ月で50万円以上”といったところなのですが、生産終了といったニュースがないデイトナ116509に関しても同様の動きとなっているのです。
今回お伝えするモデルは、それらと比べると変動額が弱いのですが、それでも20万円以上という値上がりとなっています。
それこそが、このヨットマスター16628なのですが、近年「K18にしてはお買い得感がある」という印象があった存在です。
ロレックスのスポーツ系において、K18モデルを選ぼうと思った場合、どんなに安くても200万円以上という印象がここ数年ありましたが、この16628は200万円以下で購入可能だったのです。
しかしながら、今回20万円単位の値上がりをした結果、16628のボトム価格は約208万円に到達。ついに200万円以上という水準になってしまったのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年2月 の安値 |
2020年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター 白文字盤 16628 |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥1,858,000 | ¥2,087,800 | 229,800 | 112.37% |
先のように16628は、K18スポロレとしてはお買い得という印象でしたが、こういった印象がある場合、値動きが鈍いという傾向が珍しくありません。
値上がりしないわけではないものの、他のモデルの値上がりが目立ってから数カ月後に上昇するといったことが考えられるわけですが、実際2017年においてデイトナ16523がそのような動きとなっていた事例があります。
しかし、今回の事例では16628は他のK18と同じタイミングで上昇しているわけですから、やはりK18に対する注目度が「とても上がっているのではないか」という感想になります。