今年7月に中古相場が100万円以上となった114060。その際、約103万円というボトム価格にびっくりしましたが、それから3ヶ月後の今、再び上昇している様子があります。
現在114060のボトム価格は、なんと約116万円という水準にまで到達。これは、「高くなった」と驚いた2020年7月水準よりも約13万円高い状況です。
とはいうものの、このような“派手な値動き”となっているサブマリーナはこの114060だけはありません。
9月にサブマリーナには「モデルチェンジ」というニュースがあったため、その前後と比べると上昇しちているモデルが多いわけです。
ただし、この114060の場合、7月において過去最高値級に達するという動きになっていた点が他とは異なります。
モデルチェンジによって値動きしているモデルの多くは、「9月以降に目立った値上がり」となっている一方、114060は「7月に目立った値上がり、10月にも目立った値上がり」となっているのです。
まして、7月の「100万円以上になった」という状況はかなりなインパクトがあったわけですから、そこからさらに「3ヶ月で10万円以上の動き」となったのは、より「凄い」と感じられると思います。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年7月 の安値 |
2020年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナ 114060 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥1,034,000 | ¥1,166,000 | 132,000 | 112.77% |
なお、最近のサブマリーナ事情といえば、116610LVなど9月に大幅上昇となったモデルが値下がりとなっている傾向があります。
そのようなことから、サブマリーナ相場は一旦落ち着いたとも感じるわけですが、この114060の場合、現在水準は9月よりも高いため、「落ち着いた」ということには当てはまりません。
また、先のように7月にも目立った動きとなっていたため、114060はしっかりとした評価をされていると感じます。
114060がこのような評価となっている理由について推測できるのは、最終40mmに対する需要が高いのではないかと思います。
ノンデイト含め、サブマリーナは今回のモデルチェンジで41mmに拡大されましたが、デイトの場合、見た目のバランスが5桁世代に近くなったと感じます。
その一方で、ノンデイトは文字盤がシンプルであるため、41mmより40mmのほうがしっくりくるというように思われる方が多いのかもしれません。