腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

5年ぶりに20万円台回復、パシャC W31047M7

2020年11月5日更新
カルティエのパシャCW31047M7について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年6月の安値と2020年11月の安値を比較し現在相場を考察。この0年5ヶ月での変動は¥30,001だった。

パシャC W31047M7についての考察(2020年11月)

今年2020年といえば、パシャの復活がありましたが、このことによって旧モデルにも注目が集まっているような感覚があります。

新型パシャの登場は、日本においては緊急事態宣言の真っ只中だったため、その話題は「じわじわと伝わる」といった傾向があったように思いますが、11月にもなるとパシャの知名度が向上したのではないかと肌で感じられるようになったといえるでしょう。

その理由の1つとして分かりやすいのが、パシャCの値上がりです。

パシャCはこの10年ぐらいおおよそ15万円前後という価格帯に位置。時期によって12万円、15万円といったような変動はあったものの、その水準は長らく15万円以上という様子ではなかったといえます。

それが最近では、多くのモデルにおいてボトム価格が16万円台となっているため、「この10年おいて、最も目立った変化」となっているといえるわけです。

さて、今回お伝えするのは、そんなパシャCの中でも特に相場が高い傾向のあるW31047M7ですが、この紺文字盤は他のパシャCよりも、頭一つ高い印象があります。

では現在、W31047M7の相場はどういった水準になっているかというと、その答えは20万円。久々に20万円台となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります
カルティエ W31047M7 パシャC グランデデイト 自動巻

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年6月
の安値
2020年11月
の安値
変動額 残価率
カルティエ
パシャC
W31047M7
中古 0年
5ヶ月
¥169,999 ¥200,000 30,001 117.65%

この紺文字盤は以前から高い傾向があるため、この20万円台という水準は他のパシャのように「10年ぶり」という状況ではありません。

では、前回20万円台だったのはいつだったかというと、それは2015年3月となります。

ですから、W31047M75年ぶりに20万円台回復といったことになるわけですが、このことからも、パシャCが全体的に値上がり傾向となっている様子がお分かりいただけるかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。