ロレックスの「緑サブ」のような“時代を象徴する人気モデル”並に派手な変動をするオメガの限定モデル。
中でもスヌーピーやアラスカプロジェクトなどは派手な動きをする傾向がありますが、オメガの場合「動く⇒停滞」といった傾向があるのが他の人気モデルと違うところだといえるでしょう。
現在、あまり動いていないと感じられるのはアラスカプロジェクトですが、この1年ぐらいあまりそこまで目立った変動となっていない傾向だといえます。
それに対してスヌーピーは、なかなか活発な動きとなっている様子。現在水準は約139万円であるのですが、これは今年5月よりも33万円ほど高くなっているのです。
今年5月といえば、緊急事態宣言真っ只中で、多くの腕時計が値下がりしましたが、このスヌーピーに関しては2019年1月⇒2020年5月で約1.5万円の下落にとどまっており、目立った値下がりをしていなかったのです。
それどころか5月⇒11月では33万円ほどの上昇となっており、他の人気モデル同様、2020年夏以降において、それまでのピーク水準を上回るといった動きとなっているのです。
この3578.51、これまで確認したピーク水準は2019年1月でありますが、現在水準はそれと比べても30万円以上高いわけで、再び派手な上昇をしたといった様子であるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年5月 の安値 |
2020年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター プロフェッショナル 3578.51 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥1,064,800 | ¥1,398,000 | 333,200 | 131.29% |
このスヌーピー、2012年2月時点では約34万円という水準だったのですが、今では「半年間の変動額が約33万円」という状況。かつての本体価格と変動額がほぼ同等ということになっているのです。
まして、その変動に要した時間は半年だったわけですから、2012年と比べると凄まじい動きをするように変化したといえます。
とはいうものの、この3578.51にも値動きが停滞する時期がなかったわけではありません。
特に、2019年1月の後は目立った変動となっていなく、下落トレンドがあったとはいえ、1年以上にわたって値動きしていない傾向があったのです。
そういった意味では、今回の値動きは停滞期を経てからの久々の値動きという側面もあるわけです。