2020年9月に新作が発表されたことによって、生産終了が発覚した116610LV。
生産終了発覚前である8月の相場は150万円台といったところでしたが、9月下旬には約229万円となっていました。
2020年8月以前におおける、116610LVのピーク水準は170万円台だったため、その際「派手に最高値更新」という状態となったのです。
しかし、そんな116610LVの状態は長く続きませんでした。
10月にはボトム価格が195万円という水準に変化したのですが、これは「200万円を割った」という状態だったわけです。
また、その際値下がりした額は、約34万円。なかなかインパクトのある下落となったのです。
そして、それから1ヶ月後の今、この116610LVの状況を再びお伝えしているわけですが、その値動きはどうなっているかというと、「更なる値下がり」です。
現在、116610LVのボトム価格はなんと約174万円という水準。これは10月水準に対して20万円ほどの下落であります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年10月 の安値 |
2020年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116610LV |
中古 | 0年 1ヶ月 |
¥1,950,000 | ¥1,748,000 | -202,000 | 89.64% |
9月下旬に230万円台という水準に達した116610LVですが、それから1ヶ月ごとに順次値下がりしていった結果、現在では9月の約229万円よりも55万円ほど安い状況となっているわけです。
まさにこれは「生産終了後急激に上昇⇒その後下落」という状況であるわけですが、このような値動きといえば、2018年のシードゥエラーディープシーなどが思い浮かびます。
2018年3月、ディープシーやヨットマスターなどがモデルチェンジされたため、生産終了となった旧モデルが上昇したのですが、その後すぐに下落。まさに、今回に近い値動きであります。
しかし、116610LVがそれらと違うのは、「生産終了発覚前と同じぐらいまで下落」とはなっていない点です。
現在の約174万円は、2020年8月水準よりもかなり高いことはもちろん、2019年ピーク水準よりも高額であるわけです。
さらにサブマリーナの場合、2018年のディープシーなどとはモデルチェンジの方向性事態が異なります。
ディープシーなどの場合、新型と旧型における見た目の差はほぼなく、その変更点の主だったところは搭載ムーブメントの変更でした。
それに対して、今回のサブマリーナの場合、見た目が大きく変更。旧モデルとなった116610LVが緑文字盤だったのに対し、新型では黒文字盤が採用されているわけです。
そういった意味では、今回のモデルチェンジでは新旧が大きく異なるため、旧モデルとなった116610LVの大幅上昇には違和感がありませんでした。
けれども、今では116610LVはなぜか値下がり状態。2019年上半期よりは高いものの、2020年9月下旬と比べると50万円以上も安くなっているわけです。
新旧が大きく異なる今回のモデルチェンジでは、むしろ今のように「生産終了後急激に上昇⇒その後下落」となっているほうが不思議だと感じます。