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現在相場考察

80万円台後半になった、ヨットマスター16622

2020年11月28日更新
ロレックスのヨットマスター16622について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年7月の安値と2020年11月の安値を比較し現在相場を考察。この0年4ヶ月での変動は¥50,000だった。

ヨットマスター 16622についての考察(2020年11月)

以前から述べているように、なぜか相場全体の動向を暗示するような動きをするヨットマスター16622

16622の相場が「高い」ときは全体的に相場が上昇トレンド、「安い」時は下落トレンドという傾向があります。

そのような様子を筆者は2003年頃から感じているのですが、20年近くも前からそういった傾向があるわけです。

なぜ16622が「相場全体を暗示」するかのような動きなのかは不思議ですが、そういった傾向があるのは確かだといえます。

実際、過去の記事を見返してみても、16622はまさに相場全体を示すかのような動き。今年といえば、4月の緊急事態宣言時に多くの腕時計が値下がりしましたが、3月に16622に異変を感じる」という記事を出しています。

これは「16622占い」のようでありますが、実際、緊急事態宣言開けに16622は早い段階で値上がり。その後、他のモデルも「2019年上半期以上」となるなど、全体的に相場は上昇トレンドとなっていったわけです。

そして今、再び16622は気になる動きをしているのですが、それはどういうことかというと、「過去最高値更新」に匹敵する値上がりです。

現在、16622のボトム価格は約86万円となっているのですが、これはこれまでお伝えした中古相場としては最高値です。

16622は2019年12月に約80万円となっていましたが、緊急事態宣言時には70万円台に下落。そして、緊急事態宣言後は回復し、80万円台前半となっていたのです。

それが今や、80万円台後半となっているわけなのですが、これは16622として「高くなった」と感じる水準だといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年7月
の安値
2020年11月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター
16622
中古 0年
4ヶ月
¥818,000 ¥868,000 50,000 106.11%

先のように16622は、いち早く動く特性があるため、「その後の相場全体の動きを示す」ということが多いわけです。

これを「16622占い」としたならば、今後の相場全体の動きは「上昇トレンド」となるわけですが、今回も「当たる」のか否かは分かりません。

とはいえ、その答えは、1ヶ月か2ヶ月後には出ると思われるため、近い将来、今の16622相場が「先を暗示していた」のか、「単に16622だけの動き」だったのか分かることになるでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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