2007年にデビューした6桁世代のオイスターパーペチュアルデイト115200。
オイスターパーペチュアルのデイトモデルというのがこのモデルであるわけですが、2015年に一新されたノンデイトとは異なり、その後も2007年デビュー時と同じ構成で販売されているという経緯があります。
2015年デビューのオイスターパーペチュアルは、その文字盤の色使いが独特だったため、5桁時代とはずいぶん異なる印象でしたが、この115200については、一見すると5桁モデルなのではないかと思ってしまうほど、オーソドックスな色使いがなされています。
そういったことからなのか、中古市場においてこの115200はあまり目立つ印象がなく、2012年⇒2017年という期間での変動額は10万円という状況ですらあったのです。
2012年と2017年との間には、アベノミクスという出来事が起こっているため、その期間での比較では、目立った上昇となっているモデルが多い傾向があります。
特にロレックスの場合、数十万円単位の上昇はざらだったため、2017年時点において、2012年からの変動額が10万円未満というのは115200とミルガウス116400GVぐらいしかなかったわけです。
さて、そんな115200ですが、現在水準はどうなっているかというと、なんと約53万円というボトム価格。2017年10月時点のボトム価格は約43万円だったわけですから、この3年間で10万円近い値動きを果たしたことになります。
2012年⇒2017年という5年間での値動きが10万円だったわけですから、今回の値動きでは、それが「3年」に短縮されたといえます。
ですから115200は、以前よりも動くようになったと表現できるわけです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年10月 の安値 |
2020年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
オイスターパーペチュアル デイト 黒文字盤バー 115200 |
中古 | 3年 2ヶ月 |
¥438,000 | ¥536,800 | 98,800 | 122.56% |
ちなみに、2017年時点において「2012年との比較で、値動きが10万円未満」だったミルガウス116400GVは、現在80万円台といったところ。2017年におけるその水準は50万円台だっため、そちらは2012年⇒2017年よりも大きく動いている状況です。
115200の値動きはミルガウス116400GVほどでないわけですが、それでも2017年時点での「値動きしないロレックス」という印象からは離れたといえるわけで、以前よりも動くようになったといえるでしょう。