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現在相場考察

以前よりも動くようになった、オイスターパーペチュアルデイト115200

2020年12月16日更新
ロレックスのオイスターパーペチュアルデイト115200について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年10月の安値と2020年12月の安値を比較し現在相場を考察。この3年2ヶ月での変動は¥98,800だった。

オイスターパーペチュアル デイト 黒文字盤バー 115200についての考察(2020年12月)

2007年にデビューした6桁世代のオイスターパーペチュアルデイト115200

オイスターパーペチュアルのデイトモデルというのがこのモデルであるわけですが、2015年に一新されたノンデイトとは異なり、その後も2007年デビュー時と同じ構成で販売されているという経緯があります。

2015年デビューのオイスターパーペチュアルは、その文字盤の色使いが独特だったため、5桁時代とはずいぶん異なる印象でしたが、この115200については、一見すると5桁モデルなのではないかと思ってしまうほど、オーソドックスな色使いがなされています。

そういったことからなのか、中古市場においてこの115200はあまり目立つ印象がなく、2012年⇒2017年という期間での変動額は10万円という状況ですらあったのです。

2012年と2017年との間には、アベノミクスという出来事が起こっているため、その期間での比較では、目立った上昇となっているモデルが多い傾向があります。

特にロレックスの場合、数十万円単位の上昇はざらだったため、2017年時点において、2012年からの変動額が10万円未満というのは115200ミルガウス116400GVぐらいしかなかったわけです。

さて、そんな115200ですが、現在水準はどうなっているかというと、なんと約53万円というボトム価格。2017年10月時点のボトム価格は約43万円だったわけですから、この3年間で10万円近い値動きを果たしたことになります。

2012年⇒2017年という5年間での値動きが10万円だったわけですから、今回の値動きでは、それが「3年」に短縮されたといえます。

ですから115200は、以前よりも動くようになったと表現できるわけです。

本記事で参考とした中古腕時計

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ロレックス オイスターパーペチュアル デイト 115200 M番 磨き済 黒文字盤 ステンレス SS ROLEX 腕時計 メンズ男性用【中古】

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年10月
の安値
2020年12月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
オイスターパーペチュアル
デイト
黒文字盤バー
115200
中古 3年
2ヶ月
¥438,000 ¥536,800 98,800 122.56%

ちなみに、2017年時点において「2012年との比較で、値動きが10万円未満」だったミルガウス116400GVは、現在80万円台といったところ。2017年におけるその水準は50万円台だっため、そちらは2012年⇒2017年よりも大きく動いている状況です。

115200の値動きはミルガウス116400GVほどでないわけですが、それでも2017年時点での「値動きしないロレックス」という印象からは離れたといえるわけで、以前よりも動くようになったといえるでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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