現行ノーチラスといえば、長らく「青文字盤」が高評価要素だったわけで、世界的にも「人気モデル」というキャラクター性でした。
そして、その中心的存在だった3針の5711/1Aには、青文字盤の他に白文字盤があるわけですが、そちらは青文字盤と比べて100万円単位で安いという価格帯が“当たり前”という傾向が近年まであったわけです。
けれども今年、そんなノーチラスに衝撃的な出来事が起こります。
それこそが、2020年6月時点での価格序列であるわけですが、その際「青文字盤よりも白文字盤のほうが高い」という状況となっていたのです。
これは大ニュースだったわけですが、それからしばらくして再び青文字盤が高いという状況に戻った様子もありました。とはいうものの、その価格差は以前と比べて「微々たるもの」ともいえ、100万円程度の価格差というわけではありませんでした。
さて、ノーチラス5711/1Aといえば、最近の記事でも触れたように、青文字盤の水準が緊急事態宣言時から変わっていないという傾向があります。
青文字盤には5711/1A-001と5711/1A-010がありますが、常にどちらかが高いというわけではないため、両方まとめて“青文字盤水準”とするのが分かりやすいといえます。
そして、現在における「青文字盤」のボトム価格は約669万円、2番目に高い個体は718万円という状況であります。
では白文字盤の5711/1A-011はどうかというと、こちらはなんと約767万円というボトム価格となっているのです。
つまり、現在青文字盤と白文字盤の価格差は約98万円という状況。2番目に高い青文字盤を参考値としても、49万円もの価格差があるわけですから、「大きく違う」という状況だといえます。
ですから今、「白文字盤が青文字盤よりも“ずいぶん高い”」という状況になっているわけで、再び衝撃的な出来事が起こったといえるのです。
パテックフィリップノーチラス5711/1A-011の価格比較
時計名 | 状態 | 2020年6月の安値 | 期間 | 2020年12月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-011 |
中古 | ¥6,730,000 | 0年 6ヶ月 |
¥7,678,000 | 948,000 | 114.09% |