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現在相場考察

4ヶ月で約47万円の上昇、ロイヤルオーク15300ST.OO.1220ST.01

2020年12月27日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15300ST.OO.1220ST.01について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年8月の安値と2020年12月の安値を比較し現在相場を考察。この0年4ヶ月での変動は¥471,000だった。

ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.01についての考察(2020年12月)

ここのところ、パテックフィリップノーチラスがあまり値動きしない傾向がありますが、その横で活発な動きを見せているのがオーデマピゲロイヤルオークであります。

ロイヤルオークといえば、元祖雲上スポーツであるわけで、ノーチラスの先輩にあたる存在。そうでありながら、これまでは人気度、値動きといった指数においてノーチラスに敵わなかったわけですから、現在の動きは逆襲ともいえるでしょう。

しかも動いているのは「このモデルだけ」というわけではなく、複数のモデルが上昇している様子があります。

分かりやすくいうならば、「3針であればだいたい値上がりしている」とすら言えてしまう状態であり、世代を問わず全体的に高くなっている傾向があります。

今回お伝えするのは2005年にデビューした15300STですが、このモデル、なんと8月水準と比べて約47万円という値上がり状態。

つまり、『4ヶ月で約47万円の上昇』となるわけで、なかなか派手な値動きをしているといえるでしょう。

本記事で参考とした中古腕時計

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AUDEMARS PIGUET オーデマピゲ ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.01 中古 376222

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年8月
の安値
2020年12月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15300ST.OO.1220ST.01
中古 0年
4ヶ月
¥2,499,000 ¥2,970,000 471,000 118.85%

先日デイトナ116520白文字盤の事例を紹介しましたが、116520白文字盤は、なんと『2年で10万円程度の上昇』という動きに留まっているのです。

それと比べると、『4ヶ月で約47万円の上昇』となっているこの15300STは、かなり凄い状態であることが分かります。

ただ、これまでにおけるノーチラス5711/1Aの値動きがこれよりも激しい印象があったため、雲上スポーツという観点では『4ヶ月で約47万円の上昇』は「凄いけど普通」といった感想にもなってしまいます。

とはいうものの、ノーチラスが目立った値動きをしていない今において、これだけの値動きとなっている15300STは、かなり凄いということは確かでしょう。

ちなみにこの15300ST、2010年5月時点ではなんと約54万円という水準でした。

ですから、もしもその頃15300STを買ったならば、250万円近い値上がり体験となったわけです。

なお、2010年といえばリーマンショック後の安い時期でありますが、デイトナ116520白文字盤は70万円台といった様子でした。

つまり、2010年時点では116520よりも15300STのほうが安かったわけですが、2020年現在では116520よりも15300STのほうが遥かに高いのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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