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現在相場考察

600万円台という状況、スカイドゥエラー 326935

2021年1月3日更新
ロレックスのスカイドゥエラー326935について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年1月の安値と2021年1月の安値を比較し現在相場を考察。この3年0ヶ月での変動は¥1,870,000だった。

スカイドゥエラー チョコレート文字盤 326935についての考察(2021年1月)

YGモデルが目立った上昇になっているということを先日にもお伝えしたスカイドゥエラー

その記事でも触れたように、そういった上昇はYGだけではなくRGにも該当します。

むしろ、RGのほうがYGよりも高い水準となっているわけで、その売出し数も少ない様子。実は、YGの記事準備中にも、1つRGの在庫があったのですが、そちらは早い段階で売り切れとなっていました。

そして今回、また1つ中古が売り出されているわけですが、その価格はどういった水準かというと、なんと600万円台であります。

実は、先日売り切れとなった個体も、この個体とほぼ同様の水準でした。

ですから、この600万円台という水準は、たまたま高いのではなく、しっかりと需要がある価格だといえるわけです。

不思議なのは、これまで7年以上に渡って「目立った値動き」という印象がなかったスカイドゥエラーのK18モデルが、このようなタイミングで急激な上昇となっている点です。

その理由として考えられるのは、以前から述べているように「K18人気」という最近のトレンドだといえますが、RGにはもう1つの理由がありそうです。

それは、ロレックスの公式サイトにヒントがあるのですが、この326935の定価を示す部分には「問い合わせ」といった趣旨の文言が表示されています。

同じスカイドゥエラーでも、326938には、はっきりと定価が書かれているため、もしかしたら326935には、生産終了など何らかの動きがあるのではないかと感じられる状況です。

とはいっても、これまでの事例を見ると、仮に326935が生産終了になったとしても、K18スカイドゥエラーというキャラクターがこれほどの上昇になることは考えられません。

そうすると、スカイドゥエラーの値上がりはやはりK18という要素以外に説明しづらいわけですが、ある時点まで動いていなかったのが、ある時を境目に急激に動き出すという現象はこれまで無かったわけではありません。

そういった意味では、スカイドゥエラーは今が変わり目という可能性もあるわけで、今後の動きにも注目したいと思うのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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ROLEX ロレックス スカイドゥエラー 326935 ランダム品番 新品同様 394752

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年1月
の安値
2021年1月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
スカイドゥエラー
チョコレート文字盤
326935
中古 3年
0ヶ月
¥4,180,000 ¥6,050,000 1,870,000 144.74%

さて、このスカイドゥエラー326935の値動きについてですが、2018年1月は418万円という水準でした。

それに対して、現在水準は605万円という状況。実にこの3年で187万円もの値上がりとなっているのです。

というよりも、この187万円といった値動きは、3年かけてじわじわと上昇したわけではなく、ここ最近、ガバっと上がったという印象です。

なお、同じK18ブレスレットのスカイドゥエラーでも、WGだけは依然として300万円台後半という水準。

YGは500万円台、RGは600万円台という状況となっているのに、なぜかWGだけは目立って安いのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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