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現在相場考察

1ヶ月で10万円以上の値動きは久々、デイトナ116520白文字盤

2021年3月28日更新
ロレックスのデイトナ116520について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年2月の安値と2021年3月の安値を比較し現在相場を考察。この0年1ヶ月での変動は¥118,200だった。

デイトナ 白文字盤 116520についての考察(2021年3月)

116500LNが登場してから今年で早くも5年が経過したわけですが、それはすなわち116520が旧モデルとなってから5年経ったということになります。

116520が旧世代となってから、もうそんなに長い時間が経過したのか」ということに筆者は驚くわけですが、そのような印象となる理由は、116520があまり値動きしなかったからだといえます。

近頃のロレックスにおける世代交代を見ると、「生産終了となったモデルが値上がりする」という現象が多く、実際、サブマリーナでそのようなことが起きていたのは記憶に新しいでしょう。

しかしながら、116500LNが登場した2016年において、生産終了が発覚した116520特に目立って上昇するということはなかったのです。

2016年の年末頃から16520が派手に動くといった現象が起こったものの、116520に関してはそれと比べると「地味」といった印象が拭えず、SSデイトナの中で最も安価かつ、値動きしないという傾向があったわけです。

まして、この2年近くの間、116520ほぼ値動きしないという状況になっていたわけですから、そういった印象は強くなっていたといえます。

そのような状況だった116520ですが、今年2021年になってからは、「異変を感じる」という様子を見せるようになりました。

実際、2月には黒文字盤、白文字盤ともに200万円以上という水準になったわけですが、この「200万円台」というボトム価格はこれまで見ることがなかったため、過去最高値更新と同時に、大きな1歩という印象だったわけです。

そして、そのような出来事から1ヶ月後の今、116520の変化はまだ続いている様子があります。

なぜなら、現在、116520のボトム価格は210万円台となっているわけで、更なる上昇という動きを見せているのです。

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年2月
の安値
2021年3月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
白文字盤
116520
中古 0年
1ヶ月
¥2,026,800 ¥2,145,000 118,200 105.83%

白文字盤のボトム価格は、1ヶ月前の2月時点で約202万円という状況でしたが、3月現在では約214万円。つまり、この1ヶ月で11万円ほどの値上がりとなっているわけです。

長らく目立った値動きを見せなかった116520にとって「1ヶ月で10万円以上の値動き」は、久々だといえますが、興味深いのは16520のほうがあまり動いていないという点です。

かつてであれば、「116520が動いた際には、16520はさらに大きな動きとなっていた」という傾向があったわけですが、現在はそうではないのです。

その結果、16520116520との相場差は、現在20万円ほどとなっているわけで、一時よりも差がない状況だといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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