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腕時計特集

コミットTV 八木コラム ~ 世界を共に旅したい腕時計5選 ~

2021年3月28日更新

今回は世界を共に旅したい腕時計をご紹介していきたいと思います。
私自身は海外旅行が趣味でもあり、今までたくさんの国を訪れてきました。
ですので、現在のコロナウイルスによる世界的パンデミックの影響で旅に出られないことが残念で仕方ありません。
そのようなことからも今回はコロナウイルス終息後に一緒に旅に出たいと思わせてくれる時計をご紹介していきたいと思います。

パテックフィリップ ワールドタイム Ref.5230G-001

「世界を旅する人や他の国と連携しながら仕事をする人々のために作られたモデル」

やはり世界を旅する人ならこの時計でしょう!
パテックフィリップの中でも代表的なモデルとして挙げられるワールドタイム。誕生したのは1930年代で、長きに渡りパテックフィリップの礎を築いてきたモデルです。
世界主要各国の都市名が記載されており、一目でそれぞれの時間を確認することができる優れた機構を搭載したモデルです。10時位置のプッシュボタン一つで都市表示を回転させることができ、より簡単に世界時刻を知ることができます。
今回ご紹介のモデルは2016年に発表された現行モデルです。10年ぶりにモデルチェンジが行われ、ケース・ラグの形状・針が大きく変わり、新たなワールドタイムを表現しています。

パテックフィリップ カラトラバ トラベルタイム Ref.5524R-001

ワールドタイムに続きパテックフィリップからはこのモデルも外すことはできません。

カラトラバ トラベルタイムは当時パテックフィリップらしくないルックスに、時計業界はかなりざわついたのではないかと言われております(笑)しかしながら現在はお洒落時計としての地位を確立しており、著名人が愛用しているところも見られます。外周に向かって次第にブラックに変わるブラウン・ソレイユ文字盤が上品さも醸し出しており、まさに旅を共にしたい1本ですね。
また前述のワールドタイムにおいて唯一のネックポイントがサマータイムに対応していないこと。そのネックポイントが、カラトラバ パイロット トラベルタイムの機構では影響がないのです。さらに、現行モデルとなるこちらは、ローカルタイムの変更ボタンにロック機構が加わり、誤操作が解消されたのも高ポイントですね。

ロレックス スカイドゥエラー Ref.326934

続きましてロレックスからのご紹介です。

「頻繁に旅行する人のためのエレガントな時計」として世界中を飛び回る旅行者をターゲットにしたスカイドゥエラーになります。

ロレックス史上最高の複雑機構」と言われているスカイドゥエラーはデザイン面だけではなく、機能性も最高峰のモデルになります。アニュアルカレンダーとデュアルタイム表示が搭載されたロレックス初となるセミ・コンプリケーションモデルとしても知られております。また24時間表示ディスクにより第二時刻を示す、GMT機能とは一味違った革新的な機構が備わっています。

2020年の新作ではオイスターフレックス仕様の新しいデザインも登場し、ますます注目が高まっております。

ロレックス GMTマスター Ref.1675

ロレックスにおける世界を意識したモデルで、最初に思い浮かべるのはGMTマスターではないでしょうか。

グローバルに活躍する時計として、1955年に発表されたGMTマスター。2つの異なるタイムゾーンの時刻を同時に表示できるよう設計され、世界を縦横無尽に飛び回るプロフェッショナルパイロット向けのナビゲーション機器として開発されております。

ヴィンテージロレックスの中でも高い人気を誇る「Ref.1675」は経年変化による味の出た個体が多く、時計好きを魅了し続けています。このような生きた証を体現しているモデルを腕にはめ、世界を駆け巡ってみたいですね。

オーデマピゲ ロイヤルオーク デュアルタイム Ref.26120ST.OO.1220ST.03

人気のロイヤルオークの中でも2つの時刻を表示できるデュアルタイム機構を搭載したハイスペックな仕様。パワーリザーブ表示とポインターデイトも備え、実用性に優れており、世界を飛び回るのには最適なモデルです。すでに廃盤となっているため市場での個体数も少なく、あまり人と被らない点も高ポイントですね。
もちろんデザイン面も魅力的で、ロイヤルオークの特徴であるグランドタペストリーやアプライドインデックスはしっかりと体現され、立体感に富んだ文字盤は非常に美しい作りになっています。

まとめ

今回の内容はいかがでしたでしょうか。
海外に行きたくなりましたか!?
私自身は執筆していて、今すぐにでも飛び立ちたくなりました(笑)
今回の記事を見ていただいたことで、海外に旅することを想像し、少しでも気分が前向きに明るくなっていただければ幸いでございます。
本当に一刻も早く世界中でコロナウイルスが終息することを願っております。

ではまた!

この記事の執筆者
金子剛
コミット銀座 鑑定士 (時計鑑定歴15年) 2020年よりエグゼクティブ・アドバイザー就任。 腕時計の知識、相場観には定評があり、特にヴィンテージロレックスのマニア気質が高い。 現在、ヴィンテージロレックスに特化したサイト、CVWD.JPを制作。
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