ノーチラスの変わり種素材として久しぶりに登場した5711/1R。“R”が示す通りローズゴールド製のノーチラスです。ローズゴールド製のノーチラスはちょっと前からありましたが、そっちは革ベルトモデル。ローズゴールド製ブレスレット搭載のノーチラスはホワイトゴールドモデルやプラチナモデルのように将来的にレアノーチラスになる予感がします。
レアになるかどうかはパテックフィリップが生産中止にするタイミングに関わってきます。
これから長期に渡りラインナップし続けられれば、いつでも買えるモデルとしてレア感は薄れるでしょう。
しかし、これまで変わり種素材ノーチラスの場合、プラチナやホワイトゴールドモデルを出しても何年かで生産中止にしてしまいます。
通常のノーチラスといったら、ステンレスかイエローゴールド、もしくはそのコンビが一般的。
500万円以上という価格は非常に割高に思えるのは確かですが、かつての事例を見ると割高と思った時計が更に高くなるというのがノーチラス現象なのです。
例えば2004年に出たホワイトゴールドの3711/1G。
約320万円という2004当時の新品実売価格は、ホワイトゴールド製であるということを加味しても割高という印象でしたが、割高と感じた3711/1Gの現在価格はそれより高いのは間違いないでしょう。
ということを考えると、今500万円のピンクゴールドも将来的には500万円で安いと感じる日が来るかもしれません。
見た目は申し分無しにかっこいいですし、深緑にも見えるブラウン文字盤は、ピンクゴールド以外で見たことがない配色の文字盤です。
ステンレスorホワイトゴールドなら青文字盤、ローズゴールドなら茶文字盤という配色は非常にノーチラスっぽい独特の配色。
このような人気要素たっぷりの5711/1R。
2015年に出たばかりなのですが、いつ生産中止になるかわかりません。
そして短い年月で生産中止になったならば、とてつもないレアモデルになるのは間違いないでしょう。