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現在相場考察

5ヶ月で約96万円の上昇、ロイヤルオーク15300ST.OO.1220ST.01

2021年5月7日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15300ST.OO.1220ST.01について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年12月の安値と2021年5月の安値を比較し現在相場を考察。この0年5ヶ月での変動は¥968,000だった。

ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.01についての考察(2021年5月)

「近代的な3針ロイヤルオーク」という分け方をするならば、「15300ST以降がそうである」という答えになるかと思います。

15300STの前モデルに当たるのが、14790STだといえますが、14790と15300との間には大きな世代の差があるように感じられるわけです。

実際、デビューした時期を考慮しても15300STは、パテックフィリップノーチラス5711/1Aと同世代。5711/1Aといえば、今年青文字盤が生産終了となりましたが、依然として現行モデルであります。

ですから、やはりこの15300STまでが、いわゆる「近代的なモデル」と定義することができるわけですが、そういったことは相場を見ても同じだと感じられます。

この15300STは、これより1つ新しい15400STと同じような値動きをするのですが、その相場は、だいたいいつの時期でも15400STよりも少し安い」といったところ。

ちなみに、どちらもボトム価格にあるのは白文字盤(銀文字盤)という傾向です。

さて、15400STといえば、先日の記事でもお伝えしたように銀文字盤の15400ST.OO.1220ST.02が429万円というボトム価格にまで達しています。

では、15300STのほうはどうなっているかというと、こちらもなかなかな値上がり状態。

15300ST全体としてのボトム価格は、やはり白文字盤となっているわけですが、その15300ST.OO.1220ST.01はどういった水準かというと、現在約393万円という状況です。

前回伝えしたのは、昨年12月のことでありますが、その際のボトム価格は297万円だったわけですから、この5ヶ月間で96万円もの値上がりをしたということになります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年12月
の安値
2021年5月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15300ST.OO.1220ST.01
中古 0年
5ヶ月
¥2,970,000 ¥3,938,000 968,000 132.59%

今年2021年といえば、2019年上半期以来の上昇トレンド再来といった感覚がありますが、ロイヤルオークもその例に漏れず目立った値上がりをしている様子です。

というよりも、ロイヤルオークについては2020年夏過ぎから目立った上昇となっていたため、デイトナノーチラスなどよりも早い段階から値動きしていたわけです。

実際、前回この15300ST.OO.1220ST.01をお伝えした際も「目立った上昇」という動きでした。

この15300ST.OO.1220ST.01は、2020年8月水準が約249万円だったのに、2020年12月水準は297万円。ですから、2020年の8月⇒12月の4ヶ月間では、約47万円の値上がりとなっていたわけです。

そして、今では『5ヶ月で約96万円の上昇』。以前にも増して上昇しているといえるでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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