オリエントというと、機械式腕時計の登竜門。特にオリエントスターは新品3万円台で自動巻の時計が買えるなど、初めて買う機械式時計としてうってつけのポジションです。このロイヤルオリエントはオリエントの中でも高級機の位置づけで10万円以上するラインナップとなっています。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2008年6月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オリエント
ロイヤルオリエント WE0021EG |
未使用 | 8年 2ヶ月 |
¥70,000 | ¥79,980 | 9,980 | 114.26% |
オリエントというと、セイコー・シチズンに次ぐ国産時計メーカーというイメージ。
セイコーとシチズンがクオーツの腕時計を作っている印象なのに対して、オリエントは機械式の腕時計をメインに作っている印象。
特に万年カレンダーなど、時計愛好家向けのマニアックかつ粋な腕時計を製造するメーカーという印象がありますが、高級とは遠いイメージでもあります。
で、このロイヤルがつくモデルなのですが、10年ぐらい前までは「オリエントスター ロイヤル」という名前で最高級モデルの位置でした。
それが「ロイヤルオリエント」という独立したモデルとなり、さらにこれより高い30万円近いモデルも登場したため最高級モデルではなくなりました。
それがこれ。
どことなくグランドセイコー的な匂いがします。
これに対して従来からの高級手巻きモデルはオリエント独特のデザインでオリジナリティが感じられます。
どことなく艶っぽくクラシカルな印象の手巻きモデル。
最近のモデルなのにドーム型風防を搭載しており、更に秒針の先が風防のに合うようにカーブしています。
そして裏スケ仕様の裏蓋から手巻きのムーブメントも眺めることができる。
銀無垢というのは世界的にも珍しい仕様で興味をそそりますが、銀ですから黒ずまないかと不安にもなります。
なおこの時計、年式によって文字盤の仕様が違ったりするので仕様違いに注意が必要です。
ロイヤルオリエントロゴ、銀ケース、金針仕様のこれは、たまに未使用品が10万円以下で販売されることがあり、それが非常にお買い得な模様。
とはいってもなかなか手に入らない未使用品。
中古で買っても投資には難しいですが、底値が安定しているだけに痛くない出費で楽しむには非常に良いポジション。
とはいえ、7万円台で購入できるとなると、売らずに手元においておいても、ドレスウォッチ枠において重宝しそうな時計です。